ps2afpコマンドまたはpdf2afpコマンドでフォントマッピングファイルを使用する
ps2afp コマンドを実行するときに、ユーザーが作成したフォントマッピングファイルを使用するには、以下のことを行う必要があります。
- ps2afpd.cfg という名前で install_path\ps2afp\フォルダーにある変換プログラムのデーモン構成ファイルに ps_font_map_files キーワードの値としてフォントマッピングファイルのパスと名前を入力します。パフォーマンス上の理由から、この方法を推奨します。必要に応じて、複数のフォントマッピングファイルを指定できます。フォントマッピングファイルの間はコロンで区切ります。
たとえば、フォントマッピングファイルfont1.mapとfont2.mapを指定するには、次を入力します。
ps_font_map_files=c:\path\font1.map; c:\path\font2.map
- ps_font_map_files変換コマンド構成ファイルの値としてフォントマッピングファイルのパスと名前を入力します。使用する構文は、変換デーモン構成ファイルへの値の入力で説明した構文と同じです。この方法を使用すると、パフォーマンスが大幅に低下することがあります。
- ps2afpコマンドまたはpdf2afpコマンドの-Fフラグを使用してコマンド行から、パス名を含む、フォントマッピングファイルを指定します。-Fフラグを複数使用し、複数のファイルを指定できます。InfoPrintは、指定されたファイルを左から右に(最初の入力から最後の入力まで)順に連結します。
ps2afp -F c:\path\font.map -F C:\path2\font2.map
この方法でもパフォーマンスが低下する可能性があります。 - フォントマッピングファイルへのパスにブランクが含まれている場合は、修飾パス名を二重引用符で囲んでください。
ps2afp -F"D:\Program Files\ps\fonts.map"
スペースが含まれているパスを引用符 ("") で囲まないでください。変換は、フォントマッピングファイルが正しくないというエラーで失敗します。
- 1つのコマンドで2つのマッピングファイルを指定するには、以下の例のように、各ファイルの完全パス名を指定してください。
ps2afp -F"D:\Program Files\ps\font1.map; D:\Program Files\ps\font2.map"
ps2afp -F"D:\Program Files\ps\font1.map" -F"D:\Program Files\ps\font2.map"
- ドライブ名を指定しないで、変換プログラムが相対パスを使用してマッピングファイルを見つけるのを期待する場合は、ps2afp実行可能プログラムが常駐するため、デフォルトドライブはinstall_pathに基づきます。
ファイルがD:ドライブ上、コマンド行がC:ドライブ上にそれぞれあり、製品が E:ドライブ上にインストールされている場合、InfoPrintはE:\samp1.mapフォントマッピングファイルの使用を試みます。
C:\> ps2afp -oout.afp -F\samp1.map d:\incoming.ps
ただし、このコマンドを指定した場合、InfoPrintはC:\ps\files\samp1.mapフォントマッピングファイルの使用を試みます。C:\ps\files> ps2afp -oout.afp -F\samp1.map d:\incoming.ps
ユーザーが独自のフォントマッピングファイルを作成 (mkfntmapコマンドを使用するか手動)した場合で、 フォントへのパスにブランクが含まれている場合は、フォントマッピングファイルでは 、パスを二重引用符で囲むことが必要です。たとえば、フォントがE:\Program Files\ps\fontsにある場合、フォントマッピングファイルは次のいずれかになります。
PATH: "E:\Program Files\ps\fonts" FONT: AvantGarde-Book AvantGarde-Book FONT AvantGarde-Book "E:\Program Files\ps\fonts\AvantGarde-Book"
注意: フォントマッピングファイルを指定するには、ps2afp -Fまたはpdf2afp -Fコマンドフラグか、変換コマンド構成ファイルのps_font_map_filesキーワードを使用できます。この3つのソースからの値が、変換デーモン構成ファイルに指定されている値と異なる場合、変換デーモンはPostScriptインタープリターを再始動し、フォントマッピングファイルの新しい値をそのジョブ用に有効にします。ただし、PostScriptインタープリターの再始動は、パフォーマンスを低下させます。これは、構成ファイルのすぐ次のPostScriptジョブのフォントマッピングファイルでも、インタープリターが再始動されるためです。