InfoPrint Manager for Linuxのジョブ暗号化を管理する
データがアクセスされたり、変更されたり、盗まれたりしないようにするため、InfoPrint Managerは、一時停止中、保留中、RIP処理中、または保持状態のジョブのファイルを暗号化します。
InfoPrint Managerは、OpenSSL (https://www.openssl.org) を使用して、ジョブ暗号化を有効にします。大量のデータを暗号化および復号化するため、InfoPrint Managerは対称暗号化を使用します。印刷可能なジョブファイル、RIPファイル、送信ファイル、EメールDSSのemail-bodyファイルのみを暗号化します。
- 注意:
- AIXとLinuxでは、
pdpr -l
は、シンボリックリンクを作成する代わりにファイルをコピーします。 - 一時ファイルを含む全ての InfoPrint Manager ファイルを暗号化するには、ジョブ暗号化を使用する代わりに、InfoPrint Managerがファイルを格納している全てのパーティションを暗号化することをお勧めします。
/var/pd
,/var/psf
、/var/psf/segments
、/tmp
、およびswap
。
ジョブがシステムに入力されると、最初はプレーンデータとして保存されます。文書フォーマットの探知機能およびページカウントが完了すると、暗号化されます。
ジョブの送信(pdpr)が行われたとき、または制御(ネームスペース全体のAnyplace Printから)が実行されたときに、InfoPrint Managerサーバーがファイルを暗号化します。
ジョブが処理を開始すると、InfoPrint Managerサーバーはファイルを復号化します。暗号化されたファイルおよび復号化されたファイルは、ジョブが完了すると削除されます。ジョブが一時停止状態または保留状態に戻ると、復号化されたファイルは削除されます。
サーバーの起動時には、全ての復号化されたファイルが削除されます。
- 注意:
- また、ジョブビューアーはジョブファイルを復号化し、適切な場合は復号化されたファイルを削除します。
ネームスペース全体のAnyplace Printの場合、ジョブの移動が行われます。ジョブファイルが復号化され、ジョブが実行依頼されます。ファイルは、宛先サーバー上で再度暗号化されます。
ジョブ暗号化がInfoPrint Managerサーバーで有効になっているかどうかを確認するには、InfoPrint Managerサーバーが起動した後、エラーログファイルで次のメッセージを確認します。5010-909 InfoPrint Managerが、ジョブ暗号化が有効になった状態で開始されました。