InfoPrint Manager Update Serverサービス制御ユーティリティーをLinuxで起動する
ipmupdateserverctl
ツールを使用して、InfoPrint Managerの更新の動作を制御できます。 ipmupdategroup
グループのユーザーだけが、ipmupdateserverctlInfoPrint
実行ファイルを起動して、InfoPrint Manager Update Serverにコマンドを発行できます。
ipmupdateserverctl
ユーティリティーは、ファイルのチェックサムを計算し、InfoPrint Manager Update Server product-path
ディレクトリーのファイルおよびディレクトリーのアクセス権を制御します。product-path
ディレクトリーは、/etc/ipmupdateserver/ipm_updateserver.cfg
ファイルで指定されています。
デフォルトでは、InfoPrint Manager Update Serverはipmupdateユーザーとして実行されます。ipmupdate
ユーザーには、パスワードが設定されていません。ipmupdate
ユーザーとしてログインするには、パスワードを設定してください。セキュリティー上の理由から、ipmupdate
ユーザーのパスワードを設定せず、ipmupdate
ユーザーのシェルを/sbin/nologin
に変更し、ipmupdateserverctl
ユーティリティーを使用して他のユーザーでInfoPrint Manager Update Serverサービスを制御することを推奨します。
ipmupdategroupグループにユーザーを追加するには、次のコマンドを実行します。
usermod -a -G ipmupdategroup another-userここで、
another-user
はInfoPrint Manager Update Serverサービスを制御するユーザーです。
ipmupdateserverctlでは、次の引数を使用できます。
- freeze
ipmupdateserverctl
は、Infoprint Manager Updateクライアントへの要求を一時的に停止するようにipmupdateserver
に通知します。ipmupdateserver
がこの動作を承認すると、すべてのチェックサムが削除され、ipmupdateserver
データベース内のファイルとディレクトリーを変更できます。注意:ipmupdateserver
データベースをフリーズしてから、ipmupdateserver
を再起動すると、Infoprint Manager Updateクライアントの更新を提供せずにサービスが起動します。更新を継続して提供するには、データベースをフリーズおよびフリーズ解除してください。- unfreeze
ipmupdateserverctl
は、ipmupdateserver
データベース内の各ファイルのチェックサムを計算し、ファイルとディレクトリーに対する変更アクセス権を削除します。次に、ipmupdateserver
に、InfoPrint Manager Updateクライアントの要求を再開するように通知します。- 状況
ipmupdateserverctl
は、ipmupdateserver
の状況を照会して表示します。