IPDSエラーリカバリー
IPDSプリンターを駆動するときに、InfoPrint Managerはプリンターにページデータとリソースデータを送信します。プリンターは、状況とエラーをInfoPrint Managerに報告します。プリンター状況情報は、プリンターマイクロコードおよび物理印刷メカニズムを使用して装置に送信されるページの進行状況を表すターミナルカウンターの形式になっています。ターミナルカウンターは、ページ数と、プリンターの各ポイントを通過するページの部数を報告します。
InfoPrint Managerは、各ジョブを送信後に、プリンター状況情報を要求します(確認通知要求)。確認通知応答には、プリンターターミナルカウンターの最新値があります。すべての保留中ジョブが処理されると、InfoPrint Manager は、各ジョブのすべてのページがスタックされるまで定期的にプリンターをポーリングします。
実宛先属性オブジェクト ack-interval 属性は構成可能であり、InfoPrint Manager が特定のジョブを処理中にプリンターに更新済みターミナルカウンターを要求する頻度を定義します。この属性の値は、ページに置き換えて指定されるもので、1 ~ 9999 の値をとれます。デフォルト値は 100 ページです。360ページのジョブの場合は、100ページのack-interval設定では、は100、200、300、360ページを送信した後にプリンターに確認通知要求を送信します。
プリンターは、確認通知要求に応答し、そのポイントまでのすべてのページが処理されたときに端末カウンターを返します。これは、すべてのページが印刷またはスタックされたとは限りません。100ページ目以降のプリンターからの確認通知応答で、100ページが処理(受け入れ)されたことが示されます。ただし、プリンターが、10 ページだけスタックされたことを報告する場合があります。
ack-interval の値は、印刷パフォーマンスおよびジョブ状況情報の現行性に影響します。ack-interval 値が小さいと、通信と処理が増大し、プリンターのスループットが減少する原因となることがあります。ただし、ack-interval 値が小さいと、current-page-printing、job-copies-completed、media-sheets-completed、および pages-completed などのジョブ属性が更新される頻度が高くなります。ack-interval 値が小さいと、InfoPrint Manager ソフトウェアは、大きな ack-interval 値の場合よりも最新の端末カウンターを持つことができます。
プリンターから報告されるエラーは、以下のカテゴリーにグループ分けできます。