FGIDファイル/ CPGID GRIDファイルを変更する

fgid.grd.sampleファイルまたはcpgid.grd.sampleファイルを変更することで、GRIDデータをプリンター内の常駐フォントにマッピングするための新規エントリーを追加できます。アウトラインフォントテクノロジーをサポートしないプリンターを使用している場合は、すべてのCZnnnnエントリーをラスターフォント文字セット名にマッピングすることを推奨します。このマッピングが作成されない場合は、InfoPrintからエラーメッセージが発行され、ジョブは印刷されません。

たとえば、Times New Roman Latin 1文字セットをラスターバージョンにマッピングするには、以下の操作を行います。

  1. Linuxコマンド行から、/var/psf/PrinterNameディレクトリーに移動します。ここで、PrinterNameInfoPrintのプリンター機器の名前です。
  2. fgid.grd.sampleファイルを基に、fgid.grdファイルを作成します。次のコマンドを入力します。
    cp /usr/lpp/psf/grd/fgid.grd.sample fgid.grd
  3. Linuxエディターを使用し、作成したファイルを編集し、次の行をコピーします。
    2308 2039 * * CZN200 # Times New Roman Latin1
  4. FCS名の列の項目をCON20000に変更します。
    2308 2039 * * CON20000 # Raster version of TNR Latin 1
  5. 変更内容を保管し、ファイルを閉じます。

この置換の後に、InfoPrintで、フォント文字セット名CZN200を指定するジョブと、フォントのラスターバージョンを使用して変更するために物理プリンターで処理されたジョブが印刷されます。CZN200文字セットは、現在、次の値にマッピングされています。

  • FGID 2308
  • GCSGID 2039
  • 垂直方向のサイズ65535
  • 0

注意: フォント文字セットとコードページに使用可能な各種の値についてはInfoPrint Data Stream and Object Architectures Mixed Object Document Content Architecture ReferenceにあるIBM Font Interchange Informationを参照してください。

プリンターは常駐アウトラインフォントに対応していないため、fgid.grd.sampleファイルは、C0N20000文字セットにFGIDGCSGIDをマッピングし直します。次に、InfoPrintがリソースライブラリー検索パスを検索し、このジョブでダウンロードするためのC0N20000文字に移動します。

charsetファイル/ codepage GRIDファイルを変更する」で説明したように、アイスランド語のパーソナルコンピューター ASCII コードページが ASCII データ用のマルチリンガルコードページにマップするように cpgid ファイルを変更するには、次のようにします。

  1. Linuxコマンド行から、/var/psf/PrinterNameディレクトリーに移動します。ここで、PrinterNameInfoPrintのプリンター機器の名前です。
  2. cpgid.grd.sampleファイルを基に、cpgid.grdを作成します。次のコマンドを入力します。
    cp /usr/lpp/psf/grd/cpgid.grd.sample cpgid.grd
  3. Linuxエディター()を使用し、作成したcpgid.grdファイルを編集し、ASCIIデータ用のコンピューターマルチリンガルコードページ用の次の行をコピーします。
    850 980 T1000850 # PC MULTILINGUAL
  4. コピーした行の最初の項目(cpgid列)を、マルチリンガルコードページにマッピングするアイスランド語フォントのコンピューターのASCIIコードページのコードページIDに変更します。マッピングの変更内容を判別できるように、コピーした行の末尾のコメントを変更できます。
    861 980 T1000850 # ICELAND MAPPED TO MULTILINGUAL
  5. cpgid.grd ファイルのその他の部分を検索して、他に 861 エントリーがないことを確認します。後で同じ文字セットのエントリーが入力されると、ここで変更したエントリーはそのエントリーで置換されてしまいます。
  6. 変更内容を保管し、ファイルを閉じます。