プリンターがSNMPで稼働するかどうかを判別する

SNMPや標準MIBで稼働しないプリンターもあります。また、SNMP で稼働できるプリンターは、ネットワークに接続されているものだけです。パラレル接続のプリンターでは、SNMPが使用できません。

プリンターが SNMP で稼働するかどうかの判別は、次のように行います。

  1. 実宛先属性 destination-tcpip-internet-address をプリンターの IP アドレスに設定して、InfoPrint Manager が SNMP を使用してプリンターとの通信を試みるように指示します。サーバーは、実宛先属性 use-snmp を「true」に設定します。
    注意: PSF TCP-IP 接続プリンターの場合、SNMP サポートが動作するようにするためには、2 番目のエンジンを InfoPrint 4000 または InfoPrint 4100 デュアル片面構成で駆動するときに、宛先 TCP-IP ポート番号 5002 を使用する必要があります。SNMP を使用していないプリンターに 5002 が使用されている場合、そのプリンターの実宛先は動作しません。サーバーは、実宛先属性 use-snmp を「false」に設定します。
  2. サーバーは、SNMP を使用してプリンターと通信できない場合、プリンターを pings します。ping コマンドが機能するかどうかにより、次のように判断されます。
    • 機能する場合、サーバーは、プリンターが SNMP プリンターでないと判断します。サーバーは、use-snmp を「false」に設定します。
    • 機能しない場合、サーバーは、プリンターの電源がオフであるか、現在ネットワークに接続されていないと判断します。use-snmp は「true」に設定されたままにして、引き続き、プリンターとの SNMP 接続を確立しようとします。
  3. 実宛先属性 snmp-active を検査します。これが「true」であれば、プリンターは SNMP で稼働します。