InfoPrint ManagerでXML変換を使用する
XMLは、Webサービス、データ交換、メッセージング、アプリケーション統合の新規テクノロジーの展開の主要な標準になっています。XMLは、XML ExtenderやPrint Services Facility(PSF)for z/OSを含む、各種InfoPrint製品で対応しています。
XML変換は、ジョブごとに変化するデータを効率的に処理できるため、AFPプリンターで高動的XMLデータを印刷するときに推奨される方法です。XML 変換はまた、XML データを PDF 文書に変換して顧客に電子配信できるので、紙ベースの通信に対する効率的で、経済的な代替手段でもあります。
xml2afpおよびxml2pdfを使用し、XMLデータをAFPまたはPDFに変換する利点には、以下のものがあります。
- 既存の AFP 出力システムを使用して、互換性の問題を心配することなく、XML データを印刷または表示できます。
- XML変換では、XML文書への非常に柔軟性のあるフォーマット設定が提供されています。
- XMLデータをAFPに変換してから、AFPプリンターで印刷したときは、印刷配信が保証されます。
- XMLデータを変換することで、各種のツールを使用し、以下の操作ができます。
- AFPプリンターで印刷するか、AFPデータをPSまたはPCLプリンターでの印刷用にPostScript(PS)またはプリンターコントロール言語(PCL)に変換します。
- PDFデータをEメール宛先へ送信します。
- AFPまたはPDFデータを表示またはアーカイブします。
XML変換を使用すると、AFPの印刷/表示テクノロジーとPDFの電子文書交換を使用しながら、データ交換とコンテンツマネージメント用にXMLを利用できます。以下の図は、XML変換を使用したときに、XMLデータでできることを説明しています。
AFP または PDF に変換された XML データを使用するシナリオ
AFP/PDF出力が使用できるリコーとIBM製品は、以下のとおりです。
- AFP表示/ブラウズ
- AFP ViewerプラグインまたはContent Manager OnDemand
- PDF表示/ブラウズ
- Content Manager OnDemand
- 分散AFP印刷
- InfoPrint ManagerとPSF for z/OS
- 分散PS/PCL印刷
- InfoPrint Manager、InfoPrint Server、InfoPrint Server変換
- Eメール
- InfoPrint ServerのIP PrintWayコンポーネント
- アーカイブ
- Content Manager OnDemand