InfoPrint mvsprpsm.shシェルスクリプトを変更する

/usr/lpp/pd/binディレクトリーにあるmvsprpsm.shシェルスクリプトのデフォルトバージョンを使用するか、実動印刷環境の用途に合わせてシェルスクリプトを変更できます。たとえば、Linux システムにある AFP リソースへのパスを組み込んだり、MVS システムから受信するデータセットのファイル名をシェルスクリプトが生成する方法を変更したりできます。デフォルトのページ定義を指定することもできます。

mvsprpsm.sh scriptを変更するときは、コメントしたパラメーターは削除されずに、実宛先に送信されます。たとえば、スクリプトで定義されたコピー部数用の値をコメント化した場合は、次のとおりです。

#   cop   )   outputstr="$outputstr results-profile=::${optparm#=}" ;;
このスクリプトはプリンターへの元のJCLコピー数の値を渡します 。シェルスクリプトの行をコメント化せずに、パラメーターの名前を次のような値に変更します。ただし、InfoPrintプリンターには渡しません。junk:
cop   )   junk="$outputstr results-profile=::${optparm#=}" ;;

    注意:
  • シェルスクリプトを別のディレクトリー(/var/pdなど)にコピーし、コピーを変更してください。そうすることで、変更後のシェルスクリプトを保守時に上書きしなくて済みます。
  • このコマンドを実行できるのは、rootユーザー権限またはInfoPrint Managerユーザーだけです。

mvsprpsm.shシェルスクリプトおよび関連スクリプトは、AFP Download Plusや、AFP Download Plusの複数データセット機能のサポートを追加するように変更されました。InfoPrint Manager付属のスクリプトの代わりに使用するカスタムスクリプトが作成してある場合は、AFP Download Plusを使用する前に、必ず新しいスクリプトの変更に合わせてカスタムスクリプトを更新しておいてください。

以下の新しい機能が必要な場合だけ、カスタムスクリプト/出口の変更が必要になります。

  • AFP Download Plusの複数データセット
  • pdpr再試行カウント/再試行間隔のサポート
  • アドミニストレーション/オペレーターGUIでのAFP Download Plusページカウントを表示する
  • AFP Download Plusの失敗ジョブを印刷/廃棄する
  • Download for z/OS複数データセットでインラインリソースを使用する
  • AFP Download Plusの複数データセットを持つセパレーターページのサポート
  • 新しい-wまたは-eオプションの使用

いずれの機能を使用しない場合は、既存のカスタムスクリプトを使用できます。

変更を決定するには、現在提供されているサンプルスクリプト/出口と、カスタムスクリプト/出口の基礎となっているサンプルスクリプト/出口を参照してください。これで、カスタムスクリプト/出口の更新およびテストに適切な方法を識別します。