InfoPrintに同梱されたGRIDファイルとは
InfoPrintには、出荷時に4つのGRIDファイルが付いていて、使用するプリンターのタイプおよび印刷するジョブのタイプに合わせて、GRIDファイルをカスタマイズして使用できます。ファイルは、charset.grd.sample、codepage.grd.sample、cpgid.grd.sample、fgid.grd.sampleで、/usr/lpp/psf/grdディレクトリーにインストールされます。
注意: InfoPrint サーバー (pdserver プロセス) をシャットダウンして再始動するか、またはすべてのプリンターをシャットダウンして再始動し、.grd ファイル変更が適用されるようにします。
このセクションでは、それぞれのファイルについて説明します。
- charset.grd.sample
- ジョブのデータストリームで検出された文字セット名にアクティブにするプリンター常駐フォントを指定します。
このファイルは、フォント文字セット名を以下にマッピングします。
- フォントグローバルID(fgid)
- グラフィック文字セットグローバル ID (gcsgid)
- フォント幅
- 垂直方向のサイズの値
- フォント属性のセット (太字、イタリック体、および横倍角)
文字セットのサンプルファイル
# FCS name -> fgid gcsgid width vsize attr # #******************************************************************# C0L00GSC 398 - 96 120 - # GOTHIC CONDENSED 1
- codepage.grd.sample
- ジョブのデータストリームで検出されたコードページ名にアクティブにするプリンター常駐フォントを指定します。
このファイルは、コードページを以下にマッピングします。
- コードページグローバルID(cpgid)
- グラフィック文字セットグローバル ID (gcsgid)
コードページのサンプルファイル
# code page name -> cpgid gcsgid # #******************************************************************# T1000038 38 123 # US-ASCII Character Set 1
- fgid.grd.sample
- ジョブのデータストリーム内で検出されたグローバルリソースIDを置換するときに、InfoPrintがダウンロードするフォント文字セットを指定します。
このファイルは、次の項目をフォント文字セット(FCS)名にマッピングします。
- フォントグローバルID(fgid)
- グラフィック文字セットグローバルID(gcsgid)
- フォント幅
- 垂直方向のサイズの値
グローバルIDのサンプルファイル
# fgid gcsgid width vsize -> FCS name # #******************************************************************# 3 0 144 240 C0E0DE10 # DELEGATE 12 POINT 1
- cpgid.grd.sample
- ジョブのデータストリーム内で検出されたグローバルリソースIDを置換するときに、InfoPrintがダウンロードするコードページを指定します。
このファイルは、コードページ名にコードページグローバルIDとグラフィック文字セットグローバルIDをマッピングします。コードページIDのサンプルファイルは、コードページIDサンプルファイルの行フォーマットの例を示しています。
コードページIDのサンプルファイル
# cpgid gcsgid -> code page name # #******************************************************************# 29 0 T1V10871 # OLD ICELANDIC 1
タイプの異なるIDを組み合わせてフォントを生成する方法は、InfoPrint Fonts: Font Summaryを参照してください。
使っているプリンターに常駐していないフォントを指定するジョブの場合は、GRID ファイルを使って、欠落しているフォントを、プリンター常駐の同じポイントサイズのフォントにマップできます。お使いのプリンターに付属のフォントについては、プリンターの使用説明書を参照してください。