カラーレンダリング値を変更する
カラーレンダリングインテントには2つの可能な値があります。
- Relative
- InfoPrint ManagerでInfoPrint 5000が再現できないカラーが検出されたときは、再現できる最も近い色の値で置換されます。
- Perceptual
- InfoPrint ManagerでInfoPrint 5000が再現できないカラーが検出されたときは、イメージのすべてのカラーが調整され、互いのカラー関係が維持されます。従って見た目は良くなりますが、原稿イメージには完全一致しなくなります。
デフォルト値はRelativeです。
印刷ジョブ、デフォルト文書、または実宛先のcolor rendering intent値は、コマンド行またはInfoPrint Manager アドミニストレーション GUIを使用して設定できます。以下の手順に従い、InfoPrint Manager アドミニストレーション GUIを使用して属性を設定してください。
- InfoPrint Manager アドミニストレーション GUIを開始します。
- AFPカラーの変更タスクをプリンター、プリンター→ジョブおよび文書デフォルト、ジョブ、論理→ジョブおよび文書デフォルトメニューに追加するようにInfoPrint Manager アドミニストレーション GUIをまだカスタマイズしていない場合は、以下の手順で行います。
- オプション→カスタマイズを選択します。
- カスタマイズダイアログで、プリンタータブをクリックします。
- [アクション]列で、[AFP カラーの変更]および[ジョブおよび文書デフォルト]を見つけ、それらの横にある[メニュー]列でチェックボックスを選択します。
- ジョブタブと論理タブも同様に2.1 ~2.3を行います。
- [OK]をクリックして設定を適用し、ダイアログをクローズします。
- カラーレンダリングインテント値を設定するオブジェクトを1回クリックして選択します。
- 手順2で追加したメニュー項目を使用し、AFPカラーの変更ダイアログを開きます。
- 実宛先について、プリンター→AFPカラーの変更を選択します。
- 実宛先でのデフォルトジョブについて、プリンター→ジョブおよび文書デフォルト→AFPカラーの変更を選択します。
- 論理宛先でのデフォルトジョブについて、論理→ジョブおよび文書デフォルト→AFPカラーの変更を選択します。
- すでに実行依頼されたジョブの場合は、ジョブ→AFPカラーの変更を選択します。
- AFPカラーの変更ダイアログで、カラーレンダリングインテントフィールドを見つけ、ドロップダウンリストから値を選択し、OKをクリックします。
印刷ジョブのカラーレンダリング値を変更するには、3とおりの方法があります。
- 印刷ジョブを作成時に、PostScriptデータストリームの中の値を設定します。
- InfoPrint ManagerPostScriptからAFP変換用の構成ファイルに行を追加します。
- InfoPrint Managerサーバーで、
ps2afpd.cfg
ファイルに移動します。 - ファイルをテキストエディターで開きます。
- ファイルに次の行を追加します。
pragma colorRendering=perceptual
- ファイルを保存して閉じます。
- InfoPrint Managerサーバーで、
- ps2afp コマンドの発行時に、フラグをコマンドに追加します。このオプションは、Infoprint transformsから切り離してInfoPrint Managerを使用している場合に適用されます。たとえば、より迅速に印刷を行うように、印刷ジョブを実行依頼する前にファイルをAFPに変換する場合です。カラーレンダリング値を変更した場合、次のフラグを
ps2afp コマンドに追加します。
-pragma colorRendering=perceptual
たとえば、知覚カラーレンダリングを使用し、mybook.psと呼ばれるPostScriptファイルをAFPに変換するには、次のコマンドを発行します。
ps2afp -pragma colorRendering=perceptual mybook.ps
ps2afp変換の使用については、RICOH InfoPrint Manager:Referenceを参照してください。