問題発生時に印刷中だったジョブを再開する

次のいずれかを実行できます。
  • 最初からジョブを開始します。
  • 問題が発生する前の地点からジョブを開始します(失敗ページが印刷されます)。
      重要:
    • 印刷前にジョブがAFPに変換されている場合だけ、ジョブの途中から印刷を開始できます。ASCII、KGL、メタコード、またはLCDSジョブの一部は印刷できません。 ジョブ全体を印刷してください。
    • ジョブに複数の印刷文書がある場合も、ジョブの途中で印刷を開始できます。これを行うには、再印刷する 1 つまたは複数のシート範囲を指定します。
  1. 前回使用していたプリンターでジョブ全体を印刷するには、ジョブウィンドウでジョブを選択し、ジョブ→リリースをクリックします。ジョブは最初のページから印刷を開始します。
  2. 別のプリンターでジョブ全体を印刷するには、以下の手順8と手順9間にある作業を続ける前にに移動します。
  3. ジョブの一部のみを印刷する場合は、印刷を開始したいページを算定します。
    重要: ジョブの最初のページから印刷を開始しない場合、開始するページを慎重に選んでください。用紙の表面先頭ページから印刷が開始されるため、両面印刷ジョブやNアップジョブが混合することがあります。正しい開始ページを選択しないと、ジョブは印刷されますが、間違った順序になります。印刷する先頭/最終シートを指定してシート範囲を選択するだけで、不正な順序を回避できます。

    たとえば、2アップ両面印刷ジョブを印刷する場合は、実際には、以下のように各用紙に4ページずつ印刷されます。

    2アップ両面印刷ジョブ:表面および裏面

      用紙の表面 用紙の裏面
    シート1
    シート2
    最後のシート
    このジョブは、表面に最初のページを配置して印刷を開始する必要があるため、1 ページまたは 5 ページ (またはその位置に来る他の任意のページ) を選べます。別のページを選択した場合は、間違ったページ順序なり、ジョブが正しく印刷されません。

    ただし、この状況を回避する方法があります。シート範囲を選択すると、印刷する先頭シートと最終シートを指定できます。

    シート範囲を定義するには、次のようにします。

    1. [ジョブ][プロパティー][すべて表示]を選択します。
    2. ジョブ他タブをクリックします。
    3. シート範囲セクションのフィールドに、範囲を示す数値を入力します。
    4. 右側の値リストフィールドに新しい範囲を追加するには、[追加]ボタンをクリックします。
    注意: 印刷対象として最大 10 個の sheet-range を指定できます。シート範囲を11個以上指定すると、シートがまったく印刷されず、InfoPrintはエラーを発行します。

  4. 印刷を停止するページを決定します (ジョブの終わりまで印刷しない場合)。

    印刷する最終ページの正確な配置は不要です。 最終ページは任意の場所に配置できます。

  5. 印刷するジョブを選択します。
  6. ジョブが選択された状態で、[ジョブ]→[処理するページ範囲の変更]をクリックします。

    [処理するページ範囲の変更]項目が[ジョブ]メニューに表示されない場合、[メニュー項目の追加/除去]を使用して、その項目を追加します。

  7. [処理するページ範囲の変更]ダイアログで[ページの範囲]を選択して、決定した開始ページと終了ページを入力します。
    注意: 分散印刷機能(DPF)を使用してこのジョブを実行依頼した場合は、InfoPrint Managerは、指定した終了ページを無視します。DPF ジョブは、必ず、指定された開始ページからジョブの終わりまで印刷します。
  8. [OK]をクリックします。

    作業を続ける前に

    ジョブの移動先は、ジョブが始めに実行依頼された先と同じ宛先サポートシステム(DSS)を使用するInfoPrintプリンターにします。別の DSS を使用するプリンターにジョブを移動し、その新しいプリンターでサポートされないジョブの属性があった場合、ジョブは印刷できません。InfoPrintプリンターで使用されるDSSを確認するには、以下の操作を行います。

    1. InfoPrint Manager GUIのメインウィンドウのツリー表示で目的のプリンターを選択します。
    2. 詳細表示にタイプ列が表示されるかどうか確かめます。タイプ列に、InfoPrintプリンターが使用するDSSが表示されます。
    3. [タイプ]列が表示されない場合、[メニュー項目の追加/除去]を使用して、その項目を追加します。
    手順9に進みます。

  9. もう一度、目的のジョブを選択して、[ジョブ]→[ジョブの移動]をクリックします。
  10. [ジョブの移動]ダイアログでジョブの印刷先のプリンターを選択します。ジョブが以前に印刷されていた同じプリンターを選ぶことも、別のプリンターを選ぶこともできます。

    以下の手順12でジョブをリリースするときに、ジョブを受け取る場合は、キューに戻り、印刷を待機します。キュー内でそのジョブより前にあるジョブの数により、ジョブが印刷されるまで時間がかかることがあります。ジョブを即時に印刷するには、目的のジョブをキューの先頭に移動する (次に印刷されます) か、または目的のジョブの優先順位を変更します (目的のジョブは優先順位の変更前よりは早く印刷されますが、必ずしも次に印刷されるとは限りません)。

  11. ジョブをキューの先頭に移動するには、InfoPrint Manager GUIで目的のジョブを選択し、最優先ジョブにするタスクを使用します。ジョブの優先順位を変更するには、[優先順位の変更]タスクを使用します。
  12. [ジョブ]ウインドウでジョブを選択して、[ジョブ]→[リリース]をクリックします。
    注意: 使用したいタスクがメニューに表示されない場合、[メニュー項目の追加/除去]を使用して、その項目を追加します。