InfoPrint Managerサーバーのエラーログをカスタマイズする

デフォルトでは、InfoPrint Managerサーバーが開始されると、InfoPrint Managerサーバーエラーログが開始されます。以下の手順を使用し、InfoPrint Managerサーバーのエラーログをカスタマイズします。この Linux上で稼働しているInfoPrint Managerサーバープロセスは、このカスタマイズによって、次回の開始時に変更されます。
  1. /usr/lpp/pd/bin ディレクトリーの spl_error.cfg ファイルを探します。エラーログをservernameに対してのみカスタマイズしたい場合は、/var/pd/servernameディレクトリーにコピーします。すべてのInfoPrint Manager サーバーに対してカスタマイズしたい場合は、/var/pd/または%PDBASE% ディレクトリーにコピーします。
    cp /usr/lpp/pd/bin/spl_error.cfg /var/pd/servername/spl_error.cfg
    または
    cp /usr/lpp/pd/bin/spl_error.cfg /var/pd/spl_error.cfg
    注意: サーバーのエラーログをカスタマイズした場合は、カスタマイズした値が新しいファイルにコピーされるように、名前を変更するか、/var/pd/servernameまたは/var/pd/にある現在の spl_error.cfg ファイルを移動します。
  2. 作成したspl_error.cfgファイルのコピーを開き、必要なログ属性の設定を指定します。

    たとえば、初期のerror.log.BAKファイルを含む、InfoPrintが保管するバックアップログの数を指定できるlog-backup-number属性を変更できます。

    InfoPrint Managerが提供するサンプルspl_error.cfgファイル

    #
    # ErrorLog Configuration File
    #
    # Log size (units = KBytes)
    log-size = 1024
    # Wrap On?
    log-wrap = true
    # Severity?
    log-severity = debug
    # Number of backup log files
    log-backup-number = 10

    シャットダウンした後にInfoPrint Managerサーバーを開始したときは、error.log.BAKファイルを作成することで、最初のエラーログをバックアップします。再始動が行われるたびに、タイムスタンプを4番目の修飾子として追加した、追加の.BAKファイルが作成されます。デフォルトでは、log-backup-number属性で10の値が指定され、タイムスタンプ付きのバックアップファイルが9個と最初の.BAKファイルを持つことができます。この数は 1 まで減らすこともできますし、または 999 まで増やすこともできます。

    カスタマイズ可能なエラーログ属性の完全なリストについては、RICOH InfoPrint Manager:Referenceの章のInfoPrintオブジェクト属性にある「ログの属性」セクションを参照してください。

  3. オプションの定義を完了してから、/var/pd/servername/spl_error.cfgまたは/var/pd/spl_error.cfgファイルを保管して閉じます。
  4. InfoPrint Manager サーバーをシャットダウンしてカスタマイズ変更内容を有効にするために、 Linux コマンド行から pdshutdown -w now servername を指定します。
    注意: 変更した内容をすぐに有効にしない場合は、最後の2つの手順をスキップし、InfoPrint Managerサーバーがインストールされた Linuxシステムが次回再起動されるまで待機できます。
  5. サーバーを再開するには、start_server -F servernameを入力します。servernameは、InfoPrint Managerサーバーの名前です。