複数データセットサポートの制約事項

このサポートには、以下の制限があります。

  1. このソリューションは、ラインモード、混合モード、または MO:DCA-P データセットにのみ適用されます。
  2. Linuxmvsprsd デーモン始動時に、-n 1 を指定する必要があります。このサポートは、mvsprsd デーモンが一度に 1 データセットを受け取ることを制限します。事前に-n 1引数を指定せずに、同時に複数ファイルを受信した場合は、mvsprsdデーモンの複数のインスタンスを(別々のポート番号を使用して)始動して通信するようにMVSで新規のMVSプリンターの構成が必要な場合があります。
  3. 複数データセットジョブのすべてのデータセットを受け取って変換するには、Linux システムに充分なディスクスペースがなければなりません。このソリューションを使用しない場合は、データセットを個々に受け取って変換できるので、少量のディスクスペースで済みます。
  4. このソリューションでは、包括的なインライン書式定義の生成時に、次の3つのタイプの書式定義(FORMDEF)ステートメントを作成しません。
    • MSU (マップ抑止)
    • PFC(表示精度コントロール)
    • MFC(メディアフィニッシングコントロール)
    • PEC(表示環境コントロール)
    • MDR(マップデータリソース)
  5. ページ定義および書式定義を除き、名前が同じで内容が異なるインラインリソースを同一ジョブ内に持つことはできません。
  6. ホストセパレーターページが使用可能な場合はjob-page-count属性にセパレーターページが含まれますが、他のジョブに関してはjob-page-countにセパレーターページは含まれません。
  7. セパレーターページサポートがホストで有効になっているが、データセットにセパレーターページがない場合、レシーバーでは InfoPrint Manager セパレーターを使用してジョブが印刷されます。InfoPrint Manager セパレーターは、以下のいずれかのオプションを実行して抑制できます。
    • スクリプトまたは出口を変更して、auxiliary-sheet-selection ジョブ属性を永続的に none に設定します。
    • 実宛先に関して printer-start-sheetprinter-separator-sheet、および printer-end-sheet ジョブ属性を none に設定します。
    • 論理宛先に関して auxiliary-sheet-selection ジョブ属性を none に設定します。