ユーザー出口プログラムによって提供されるもの

アカウンティング/監査ユーザー出口プログラムは、InfoPrint実宛先が処理したジョブの統計データを記録します。PSF DSS アカウンティング、印刷後、および監査ユーザー出口プログラムに、最も一般的なアカウンティング/監査ユーザー出口プログラム、データが記録されるファイル、記録されるデータのタイプを示します。

PSF DSS アカウンティング、印刷後、および監査ユーザー出口プログラム

プログラム ログファイル レコード
/usr/lpp/psf/bin/ainuxaccp /var/psf/podaccount.log ジョブの実行依頼者、ジョブ ID、実宛先、ジョブあたりのページ数、実宛先当たりのページ数、出力ビンあたりのページ数、データオブジェクトリソース、開始日付、開始時刻、ジョブあたりのコピー数
/usr/lpp/psf/bin/ainacclog /var/psf/accounting.log ジョブの実行依頼者、ジョブ名、実宛先、ジョブあたりのページ数、実宛先当たりのページ数、出力ビンあたりのページ数、データオブジェクトリソース、開始日付、開始時刻、フォント、常駐フォント、オーバーレイ
/usr/lpp/psf/bin/ ainuxjobcompletion /var/psf/jobcompletion.log ジョブの実行依頼者、ジョブ ID、ジョブ名、スプール ID、実宛先、グローバル ID、トレイ別のスタックされたユーザーページ、トレイ別のスタックされたユーザーシート、トレイ別のスタックされた実ページ、トレイ別のスタックされた実シート、要求された部数、使用されるフォントと常駐フォント、使用されるオーバーレイ、使用されるハードおよびソフトセグメント、処理開始および停止日付/時刻、ジョブ完了日付/時刻、ファイル日付/時刻、拡張ユーザー ID、拡張ジョブ ID、アドレス、アカウント、建物、部門、プログラマー、部屋、表題、ジョブチケット名
/usr/lpp/psf/bin/ainaudlog /var/psf/audit.log ジョブの実行依頼者、ジョブ名、実宛先、ジョブあたりのページ数、実宛先当たりのページ数、出力ビンあたりのページ数、データオブジェクトリソース、開始日付、開始時刻、フォント、常駐フォント、オーバーレイ
注意: /usr/lpp/psf/bin/ainacclog/usr/lpp/psf/bin/ainaudlogは、別のファイルに同じ情報を記録します。
この情報はフラットASCIIフォーマットで、処理されるジョブごとに1行で指定されます。情報を利用すると、請求方法の決定、さまざまな出力装置で負荷の評価、インストールに使用するリソースの使用方法方法を決定できます。

ainuxjobcompletion出口は、ジョブのすべてのページが印刷されたことをプリンターがInfoPrint Managerに報告した時点で呼び出されます。これには、部分ジョブ(データストリームエラーのためか、ジョブが一時停止/キャンセルまたは前送りされたため)と後送りまたは他のリカバリーで作成された追加ページも含まれます。連続用紙プリンターで印刷される最終ジョブには、NPRO(空送り)がオペレーターによって、またはInfoPrint Managerによって自動的に行われるまで出口は呼び出されません。

印刷する 1 つのジョブに対しては、1 つのレコードが書き込まれます (ジョブが一時停止しない場合)。この場合は、レコードは、一時停止されたポイントまで印刷されたジョブの部分について作成されます。ジョブが再開されると、ジョブの残りの部分について別のレコードが作成されます。

注意: プリンターがジョブの途中でシャットダウンされた場合は、またはサーバー障害などのエラーが発生した場合など、すべてのページがスタックされているプリンターからInfoPrint Managerがフィードバックを受け取らない場合は、レコードは作成されません。

新規手順がInfoPrint Manager アドミニストレーション GUIに追加され、デフォルトのPSF ainuxjobcompletionアカウンティングログをアクティブにする方法を示します。ainuxjobcompletionアカウンティング出口インターフェースは、PSF駆動のIPDSプリンターに使用されます。ここでは、(計画に対し)実際のアカウンティングデータと完了した印刷ジョブに関する追加情報が提供されています。

既存のV4.12 InfoPrint ManagerサーバーからInfoPrint Manager V4.13に移行した場合でも、これまでのアカウンティング出口インターフェースを引き続き使用できます。InfoPrintが提供するサンプルなど、これまでのアカウンティングインタフェースに依存するアカウンティングプログラムは、修正なしで機能します。

InfoPrint Manager V4.4以上のバージョンを初めてインストールしたお客様では、印刷後アカウンティング出口がアクティブになり、アカウンティングデータが/var/psf/jobcompletion.logに書き込まれます。

これは、既存の顧客における移行上の問題を最小化するためのものですが、新規の顧客が希望するアカウンティング出口を使用して開始するためにもなります。新しいコンピューターにデフォルトのインストールを行っても、両方のアカウンティング出口が始動されません。ただし、V4.13のインストール時に、新規のお客様または移行したお客様は、旧アカウンティング出口、希望するアカウンティング出口、または両方をアクティブにすることを選択できます。

移行インストールで、希望する(新規)出口をアクティブにする場合は、管理者はpsf-post-print-アカウンティング-program-name補助シート属性を、適切な補助シートオブジェクトに設定し、InfoPrintの提供するサンプル出口か、希望する出口のカスタムバージョンの名前を指定してください。また、管理者は、適切な補助シートオブジェクトのpsf-exit-program-name補助属性の値を<not set>にリセットし、旧出口を非アクティブにも選択できます。

新規インストールで、希望する出口を非アクティブに設定し、代わりに旧出口を実行する場合は、管理者は、適切な補助シートオブジェクトのpsf-post-print-accounting-program-name補助シート属性を<not set>にリセットしてください。また、管理者は、適切なシートオブジェクトのpsf-post-print-accounting-program-name補助シート属性の値を、InfoPrint提供のサンプル出口か、旧出口のカスタムバージョンの名前に設定することで、旧出口を起動するように選択できます。

いずれの場合も、管理者はpsf-exit-program-namepsf-post-print-accounting-program-name補助シート属性を2つのアカウンティングプログラム(旧プログラムと希望するプログラム)の名前に設定し、両方とも出口をアクティブに選択できます。また、管理者は、両方の属性を設定解除し、出口を両方とも非アクティブにも選択できます。