InfoPrint Manager for LinuxをDockerコンテナーで実行する

Dockerコンテナーで仮想OSを構成する場合、物理システムで構成する場合と同じ考慮事項に必ず従ってください。InfoPrint Managerは、以下の基本Dockerコンテナーを使用して実行できます。

  • Red Hat Universalベースイメージ
  • AlmaLinuxベースイメージ。

ファイルシステム構成計画

リコーでは、Dockerコンテナーにボリュームとしてファイルシステムをマウントすることを推奨しています。これらのボリュームは、InfoPrint Managerをインストールする前に作成する必要があります。InfoPrint Managerにマウントされたファイルシステムには以下のものがあります。

  • /var/lib/pd
  • /var/pd
  • /var/pddir
  • /var/psf
  • /var/psf/segments
  • /var/RICOH/Cloud コネクター
    重要:
  • システムの初期インストール時(docker compose createコマンド)には、Dockerコンテナーは外部ボリュームにアクセスできないため、InfoPrint Managerインストーラーが作成したフォルダー構造を一時的にローカルフォルダーにコピーするための手動の手順が必要です。
  • 上記のボリュームをマウントした状態でコンテナーを初めて起動する場合、バックアップしたフォルダー構造をマウントしたボリュームにリストアする必要があります。
  • この手順は、InfoPrint Managerの更新がシステムに適用されるたびに実行する必要があります。

InfoPrint Managerのインストールで、CUPS、BSD、またはPSFOtherデバイスサポートシステム (DSS) のいずれかを使用するプリンターを実行する場合は、/etc/cupsディレクトリーを別のDockerイメージと同期していることを確認してください。これらはLinuxシステムファイルであり、InfoPrint Managerのファイルではないにもかかわらず、InfoPrint Managerはこれらのファイルに対して、コンテナーの再初期化後に特定のプリンターを確実に表示するために重要なデータを使用しています。このディレクトリーが永続的でない場合、コンテナーをアップグレードするたびに、特定のInfoPrint Managerの実宛先オブジェクトの削除と再定義が必要な場合があります。