CUPS DSSでの正確なジョブの完了
正確なジョブの完了とは、ジョブが印刷を完了するまで、ジョブがInfoPrint Managerの中で処理状態のままで残ることを意味します。
wait-for-job-completion 属性と一緒に Ricoh プリンターの pioinfo バックエンドと piorpdm バックエンドを使用することにより、アカウンティングログのページカウントの正確性を向上し、正確なジョブ完了サポートを提供できます。正確なジョブ完了を行いたい場合、wait-for-job-completion 属性を true に設定する必要があります。
wait-for-job-completion を true に設定する前に、次の状態を真にする必要があります。
- ご使用のプリンターバックエンドプログラムが正確なジョブ完了を サポートする必要があります 。pioinfoとpiorpdmコマンドはこの要件を満たします。
- ご使用のプリンターは PJL 言語をサポートする必要があります。ご使用のプリンターが SNMP をサポートしている場合、サーバーはそのプリンターに照会して、プリンターが
PJL をサポートしているかどうかを検出します。サポートしていない場合は、/usr/lpp/pd/bin/pjlprtrs.cfgファイルに使用しているプリンターモデル用の入力が必要です。以下の状態のいずれかが当てはまる場合:
- プリンターは、PJL をサポートしているが、SNMP はサポートしていない
- InfoPrint Linuxサーバーを起動するときにプリンターがオンになっていない
- プリンターの実宛先がInfoPrint ManagerのSNMPサポートを使用していない
- PJL をサポートしていないプリンター用の pjlprtrs.cfg ファイルにエントリーを追加しないでください。
プリンターが PJL をサポートしているか判別するには、「pjldetectコマンドを使用する」を、pjlprtrs.cfg ファイルにエントリーを入れるには、「pjlprtrs.cfgファイルにプリンターモデルを追加する」を参照してください。
wait-for-job-completionをtrueに設定すると、ジョブは、最後のページがプリンターにスタックされるまで、InfoPrint Managerで処理状態のまま残ります。アカウンティングログに示されるページカウントは、プリンターがそのジョブに対して報告するページカウントです。開始セパレーターシートまたは終了セパレーターシートを要求すると、これらのページはページカウントの一部としてカウントされます。