mvsprsdコマンドを使用してデーモンを開始する

mvsprsdデーモンを始動するには、 InfoPrint Managerシステム開始時はいつも、/etc/rc.mvsd.daemonsファイルでmvsprsdコマンドを組み込めます。Linux オペレーティングシステムの初期設定時に両ファイルが実行されます。

システム起動時に、次の手順を使用し、mvsprsdデーモンを起動します。

  1. テキストエディターを使用し、/etc/rc.mvsd.daemonsファイルを開き、次の行に移動します。
    # List of MVS Download daemons to be started by rc.mvsd
    #
    # The syntax of mvsprsd follows:
    #
    # mvsprsd  [-p port] [-d file_system] [-n 1] [-x shell_script]\
              [-X additional_exit_parameters] [-q destination]
    #         [-k] [-B] [-H host_code_page] [-L local_code_page] [-t] [-w] [-e]
    #
    # This file may be edited directly, but the automatic starting and configuring
    # of MVS Download daemons is best controlled through
    # the InfoPrint Manager Management Interface. Consult documentation
    # for more information.
    #
  2. このファイルに次のような行を追加します。
    # This is a comment to document that the following command
    # starts the mvsprsd daemon automatically at system startup
    /usr/lpp/psf/bin/mvsprsd -p 5400 -d /files1 -d /files2 \
    -x /usr/lpp/pd/bin/mvsprpsm.sh -q serv2-lp
    この例では、デフォルトシェルスクリプト(mvsprpsm.sh)を使用し、serv2–lp InfoPrint Managerサーバーを指定します。
  3. ファイルを保存して閉じます。
何らかの理由でデーモンが停止した場合、または異なる始動オプションを デーモンを再始動する場合は、InfoPrintmvsprsdコマンドを使用すると、InfoPrintmvsprsdデーモンを始動できます。このコマンドで、ダウンロードされるデータセットを保管するためのファイルシステム、シェルスクリプト名、論理プリンター名、印刷オプション情報をファイルに保管するかどうかを指定します。InfoPrint Managerがインストールされているサーバーでデーモンを起動します。mvsprsdデーモンが操作可能になってから、Download for z/OSを使用すると、InfoPrint Managerにジョブの送信ができます。 ここで、InfoPrint ManagerMVS Download ReceiverシェルスクリプトによってJCLキーワードと値がInfoPrint Manager属性と値に変換され、pdprコマンドが発行されます。

mvsprsdコマンドの構文とフラグ、その使用例は、RICOH InfoPrint Manager:Referenceまたはmvsprsd manページを参照してください。

注意: このコマンドを実行できるのは、rootユーザー権限またはInfoPrint Managerユーザーだけです。