destination-pass-through属性を使用する

特定のInfoPrint Manager属性に一致しないMVS値のサブセットの場合は、InfoPrint Managerでは、destination-pass-throughprinter-pass-throughと言われることもあります)属性値としてMVSに値を指定できます。値は、pdpr印刷コマンドに指定されるか、実宛先で設定されたジョブに関連付けることができます。MVSホストサーバープログラムは、 Linuxクライアントによって渡された属性をSYSOUTデータセットと関連付けます。これらの属性は、JCL OUTPUT ステートメントパラメーターと似ています。

属性には、以下が含まれます。

  • BURST
  • CLASS
  • DESTINATION
  • FORMS

以下の手順は、以下の構文を使用して、AFP Upload and Print を使用する MVS ホストサーバープログラムにこれらの値を渡す方法を説明しています。

-x "destination-pass-through='PASSTHRU=MVS_PARM=value'"

ここで、MVS_PARM は、BURST、CLASS、DESTINATION、および FORMS のいずれか単独、または組み合わせです。複数の属性が渡されたときは、以下の例に示すように、各値をコンマで区切ります。

MVS値WRITERはdestination-pass-through属性で指定しておきますが、mvs-classmvs-destination、またはmvs-formsの指定とは競合しません。以下の表と例のように、MVS WRITER値を渡す構文は、その他のオプションに使用されるものとは異なります。

以下の表は、destination-pass-through属性を使用し、AFP Upload and Print経由でMVSホストシステムに値を渡す方法を示しています。

MVSホストシステムに値を渡すためのdestination-pass-through属性の使用法

MVS値 InfoPrint Managerのパススルー構文
BURST destination-pass-through='PASSTHRU=BURST=xxx'
CLASS destination-pass-through='PASSTHRU=CLASS=xxx'
DESTINATION destination-pass-through='PASSTHRU=DESTINATION=xxx'
FORMS destination-pass-through='PASSTHRU=FORMS=xxx'
WRITER destination-pass-through='WRITER=xxx'