charsetファイル/ codepage GRIDファイルを変更する
たとえば、ジョブで指定されるPrestige 10-pointフォント(文字セットC0S0PR10)のフォントが使用できない場合は、プリンターに常駐するか、InfoPrintでプリンターにダウンロード可能な類似フォントにPrestige 10-pointフォントをマッピングできます。次に示す手順では、Prestige 10ポイントフォントをGothic 10ポイントフォント(文字セットC0D0GT10)にマッピングします。
次の手順を実行します。
- Linuxコマンド行から、/var/psf/PrinterNameディレクトリーに移動します。ここで、PrinterNameは使用するプリンターを表すInfoPrint実宛先のプリンター機器の名前です。
- charset.grd.sample ファイルを基にして、charset.grd ファイルを作成します。次のコマンドを入力します。
cp /usr/lpp/psf/grd/charset.grd.sample charset.grd
- viなどのLinuxエディターで、作成したcharset.grdファイルを編集します。プリンター常駐フォントGothic 10 pointのこの行をコピーして、charset.grdファイルの末尾に貼り付けます。
C0D0GT10 40 - 144 240 # GOTHIC TEXT 10
- コピーした行の最初の項目(FCS名列)を、Gothic 10ポイントフォントにマッピングするPrestige 10ポイントフォントの文字セットIDに変更します。マッピングの変更内容を判別できるように、コピーした行の末尾のコメントを変更できます。
C0S0PR10 40 - 144 240 # PRESTIGE 10 mapped to GOTHIC TEXT 10
- charset.grd ファイルのその他の部分を検索して、他に C0S0PR10 エントリーがないことを確認します。後で同じ文字セットのエントリーが入力されると、ここで変更したエントリーはそのエントリーで置換されてしまいます。
- 変更内容を保管し、ファイルを閉じます。
ジョブがアイスランドのコンピューターのASCIIコードページT1000861を指定しているが、そのコードページが使用できない場合は、そのジョブを印刷するには、コードページT1000861をASCIIデータ用のコンピューターマルチリンガルコードページT1000850にマッピングします。
次の手順を実行します。
- Linuxコマンド行から、/var/psf/PrinterNameディレクトリーに移動します。ここで、PrinterNameは使用するプリンターを表すInfoPrint実宛先のプリンター機器の名前です。
- codepage.grd.sample ファイルを基にして、codepage.grd ファイルを作成します。次のコマンドを入力します。
cp /usr/lpp/psf/grd/codepage.grd.sample codepage.grd
- viなどのLinuxエディターで、作成したcodepage.grdファイルを編集します。ASCIIデータ用のパーソナルコンピューター多言語コードページ用の次の行をコピーし、codepage.grdファイルの最後に貼り付けます。
T1000850 850 980 # PC MULTILINGUAL
- コピーした行の最初の項目(コードページ名の列)を、マルチリンガルコードページにマッピングするアイスランド語フォントのコンピューターのASCIIコードページのコードページIDに変更します。マッピングの変更内容を判別できるように、コピーした行の末尾のコメントを変更できます。
T1000861 850 980 # ICELAND MAPPED TO MULTILINGUAL
- codepage.grdファイルのその他の部分を検索し、他にT1000861エントリーがないことを確認します。後で同じ文字セットに入力すると、変更した項目と置き換えられます。
- 変更内容を保管し、ファイルを閉じます。