RICOH ProcessDirector と通信するようにインサーターコントローラーを構成する

ファイルベースのインサーターコントローラーは、RICOH ProcessDirector から制御ファイルを読み取る必要があり、結果ファイルを書き込むインサーターコントローラーは、結果ファイルを RICOH ProcessDirector に送信する必要があります。

RICOH ProcessDirector は、インサーター制御ファイルを 1 次コンピューター上の任意のディレクトリーまたは別のコンピューター (インサーターコントローラーが稼働するコンピューターなど) 上の任意のディレクトリーに送信します。このディレクトリーからジョブごとの制御ファイルを読み取るように、インサーターコントローラーを構成する必要があります。

RICOH ProcessDirector は、1 次コンピューター上の任意のディレクトリーまたは別のコンピューター上の任意のディレクトリーからインサーター結果ファイルを受信できます。このディレクトリーにその結果ファイルを書き込むように、インサーターコントローラーを構成する必要があります。インサーター結果ファイルのディレクトリーは、インサーター制御ファイルのインサーターとは別のものにできます。

例えば、インサーターコントローラーが Windows システムで稼働する場合、Windows システムに 2 つの共有ディレクトリー (1 つはインサーター制御ファイル用のディレクトリー、もう 1 つはインサーター結果ファイル用のディレクトリー) を作成できます。

インサーターコントローラーオブジェクトを作成するときは、以下のプロパティーでコマンドを指定します。

  • 送信コマンド: インサーター制御ファイルをインサーターコントローラーに送信するためのコマンドまたはスクリプト
  • 受信コマンド: ジョブ特定の結果ファイルをインサーターコントローラーから受信するためのコマンドまたはスクリプト
  • ポーリングコマンド: ジョブ特定ではない結果ファイル (Gunther 結果ファイルなど) をインサーターコントローラーから受信するためのコマンドまたはスクリプト

このコマンドでは、インサーター制御ファイルの書き込み、およびインサーター結果ファイルの受信を行うディレクトリーを指定します。ディレクトリーが RICOH ProcessDirector とは異なるコンピューターにある場合、コンピューターのログイン資格情報をコマンドに含める必要があります。

ディレクトリー名およびログイン情報を指定するパラメーターについて詳しくは、提供されたスクリプトの使用に関する関連タスクトピックを参照してください。