出力のプリファレンスを管理するサンプルワークフローの実行

PreferencesSampleワークフローは、処理のプリファレンスをジョブに適用し、プリファレンスファイルを使用して複数チャネルの送付を制御する方法を示します。 PreferencesSampleワークフローは、 出力タイププロパティーの値に基づいて、それぞれ異なる方法で文書を処理する3つの子ジョブを作成します。
このワークフローでは次のサンプルオブジェクトとサンプルファイルを使用します。
  • ワークフロー:PreferencesSample
  • サンプル入力装置:PreferencesFolder
  • サンプルのプロパティーマッピングオブジェクト:DelimitedSample
  • サンプルPDFファイル:DemoPref.pdf
    • /aiw/aiw1/testfiles/DemoPref.pdf(LinuxおよびAIX)
    • C:\aiw\aiw1\testfiles\DemoPref.pdf(Windows)
  • サンプルのPDF制御ファイル:DemoPref.ctl
    • /aiw/aiw1/testfiles/DemoPref.ctl(LinuxおよびAIX)
    • C:\aiw\aiw1\testfiles\DemoPref.ctl(Windows)
  • サンプルプリファレンスファイル: preferences.csv
    • /aiw/aiw1/testfiles/pref/preferences.csv(LinuxおよびAIX)
    • C:\aiw\aiw1\testfiles\pref\preferences.csv(Windows)
サンプルワークフローには、ApplyPreferencesステップが含まれます。 ApplyPreferencesステップは、 DelimitedSampleプロパティーマッピングオブジェクトを使用して、プリファレンスファイル内の値を、文書プロパティーファイル内の値にマップします。その後、これらの値を使用して、各文書に使用する出力方法が判断されます。 ApplyPreferencesステップが設定するプロパティーの1つに、各文書の 出力タイププロパティーがあります。

GroupDocumentsステップは、 出力タイププロパティーに基づいて文書を編成します。識別されたグループに基づいて、 CreateJobsFromDocumentsステップが子ジョブを生成します。子ジョブはオリジナルのワークフローに再送信され、 SetJobPropsfromTextFile ステップからの子ジョブの分岐に従います。子ジョブは、処理が完了し、親ジョブと両方の子ジョブを含むすべてのジョブが完了するまで、それぞれ印刷、メールおよび抑止の分岐をたどります。

サンプルワークフローを実行するには、次のようにします。

  1. メインタブをクリックします。
  2. [プリンター]ポートレットで、サンプルプリンターを右クリックして 使用可能を選択します。
  3. [入力装置]ポートレットで、PreferencesFolderホットフォルダー入力装置を右クリックし、 使用可能にして接続を選択します。
  4. 親ジョブは、WaitForRelatedJobsステップで待機し、すべての子ジョブが同じステップに到達したら完了します。
    印刷と抑止の子ジョブもWaitForRelatedJobsステップまで処理を行います。メールの子ジョブは、 CheckEmailSettingsステップで停止し、 手動、作動状態に移行します。SMTPサーバーを使用してメールを送信するようにRICOH ProcessDirectorを設定している場合は、 手動完了アクションを使用して、子ジョブを次のステップまで進めます。
    メールを送信するように RICOH ProcessDirector を設定していない場合は、子ジョブを[ジョブ]テーブルから削除し、ジョブを最後まで完了させることができます。
    親ジョブと子ジョブは、ジョブテーブルに表示されます。個々の子ジョブを選択して、 表示をクリックすると、各子ジョブによって処理された文書を確認できます。