RICOH Supervisor Connect
その後、 RICOH Supervisorを使用して、履歴データを視覚的に提示するダッシュボードを構築できます。
前提条件
RICOH Supervisorにデータを送信する前に、次の作業を行う必要があります。
- レポート機能をインストールします。この機能はFeature Managerで使用でき、ライセンスは必要ありません。
- PostgreSQLデータベースを設定して、情報の収集を開始します。
- データコレクターが適切なプロパティー値を格納できるようにします。
- WritePropsToReportsDatabaseステップテンプレートを、ジョブが処理するジョブおよび文書のプロパティーを収集する必要があるすべてのワークフローに追加します。
- リコークラウドアプリケーションとの安全で確実な接続を設定できるように、RICOH Account Administrationへのアクセスを要求してください。
システムオブジェクト:
この機能は、以下のオブジェクトタイプを追加します。
- リコークラウド認証情報
- RICOH Supervisor接続機能により、リコークラウド認証情報タイプが追加されます。このタイプの認証情報は、リコークラウドアプリケーションとの安全な接続を作成するために使用されます。
- RICOH Supervisor データトランスミッター
- RICOH ProcessDirectorは、特殊なタイプのデータトランスミッターであるRICOH Supervisor データトランスミッターを使用します。RICOH Supervisor データトランスミッターに行った設定に基づいて、送信するデータと送信するタイミングを指定できます。
データに接続して送信する
RICOH Supervisorに接続してデータを送信するには、RICOH ProcessDirectorはリコークラウド認証情報とRICOH Supervisorデータトランスミッターを使用します。RICOH Supervisorに送信するデータは、RICOH ProcessDirectorデータコレクターによってPostgreSQLデータベースに格納されます。データトランスミッターは、設定したスケジュールに基づいて、データコレクターによってキャプチャーされたジョブ、プリンター、デバイス、またはユーザープロパティーの値を送信できます。
ほとんどのRICOH ProcessDirector機能は、期限トラッカー機能からの SLA結果など、レポート目的でキャプチャーできるジョブプロパティーを追加します。
また、ワークフローのWritePropsToReportsDatabaseステップによって収集されたジョブおよびドキュメントのプロパティーを送信することもできます。ステップ内で指定されたテーブルは、 RICOH Supervisorデータトランスミッターと一緒に送信するように選択できます。
RICOH Supervisorでは、さまざまなウィジェットを使用して、 RICOH ProcessDirectorデータコレクターによってキャプチャーされたプロパティーを表示できます。RICOH ProcessDirector Connect Add-onには、デフォルトのRICOH ProcessDirectorダッシュボードが含まれています。デフォルトのRICOH ProcessDirectorダッシュボードには、次のデフォルトウィジェットがあります。
- 合計印刷量
- 1日に印刷されるシートおよびページの合計数を表示します。
- プリンター別の量
- 各プリンターで印刷されるシートおよびページの合計数を表示します。
- お客様別の量
- 各お客様に印刷されるシートおよびページの合計数を表示します。これは、各ジョブのワークフローで設定されたお客様名ジョブプロパティーを使用します。
- 場所別の量
- 各場所で印刷されるシートおよびページの合計数を表示します。これは、各ジョブのワークフローで設定された要求された場所ジョブプロパティーを使用します。
- プリンターオペレーター別の量
- 各ユーザーに印刷される予定のシートおよびページの合計数を表示します。
- インサーターオペレーター別の量
- 各ユーザーに調整されるシートおよびページの合計数を表示します。ワークフローに調整ステップがあるジョブでのみ使用できます。 調整ステップには、インサーター、自動検証、PDF文書サポート、およびAFPサポート機能があります。
- お客様別のSLAの結果
- SLA締切までにサービスレベルアグリーメント(SLA)ターゲットステップを完了したジョブの数を表示します。
RICOH ProcessDirectorダッシュボードをカスタマイズするには、デフォルトのRICOH ProcessDirectorダッシュボードを複製し、既存のウィジェットを編集するか、ウィジェットライブラリーからウィジェットを追加します。たとえば、 合計印刷量ウィジェットをカスタマイズして、ページやシートの代わりに文書の数を表示できます。ウィジェットに表示するさまざまな値を検索し、表示するデータに応じて値のオンとオフを切り替えることができます。複製したダッシュボードを他のユーザーと共有して、ウィジェットのコレクションを表示できます。
RICOH Supervisorダッシュボードとウィジェットの設定については、RICOH Supervisorヘルプシステムの ダッシュボードで作業するトピックを参照してください。
RICOH Supervisor ConnectはRICOH Supervisorへのアクセスを提供しません。RICOH SupervisorサブスクリプションとRICOH ProcessDirector Connectアドオンは別途購入する必要があります。会社の別の従業員のためにビューアーサブスクリプションを追加購入したい場合は、リコーの担当者に連絡してください。
RICOH Supervisorで独自のウィジェットを作成するには、ユーザーごとにセルフサービスアドオンを購入し、セルフサービスユーザーとしてログインする必要があります。セルフサービスアドオンを購入するには、リコーの担当者に連絡してください。