RICOH ProcessDirectorバージョンのDB2をインストールする
RICOH ProcessDirectorバージョンのDB2を使用するのは、DB2を必要とするアプリケーションが他にない場合です。RICOH ProcessDirector だけがこのバージョンを使用できます。
RICOH ProcessDirectorの基本製品をコンピューターにインストールするときにRICOH ProcessDirectorバージョンのDB2が自動的にインストールされるのは、インストールするコンピューターに他のバージョンのDB2がインストールされていない場合です。別の互換バージョンのDB2がインストールされている場合、RICOH ProcessDirector バージョンのDB2をインストールして使用するか、別のバージョンのDB2を使用するかを選択できます。
DB2とRICOH ProcessDirectorが連携するには、複数のシステムユーザーとグループが必要です。これらのユーザーとしてログインしてはいけませんが、記録管理とセキュリティーのためにこれらを認識しておいてください。
アプリケーションで使用されるユーザーとグループを作成して指定するには、次の 3 つの方法のいずれかを選択します。
- インストールプログラムを開始する前に、ユーザーとグループを作成します。次に、作成したユーザーとグループの名前をインストールプロセス中に入力します。RICOH ProcessDirectorはそれらを探して使用します。
必要なユーザーとグループについては、システムグループおよびユーザーを作成するを参照してください。
- インストールプロセス中にユーザーとグループの異なる名前を入力すると、RICOH ProcessDirector はそれらのユーザーとグループを作成します。
- インストールプロセス中、RICOH ProcessDirector はデフォルト値を使用してユーザーとグループを作成します。
デフォルトのユーザーおよびグループは次のとおりです。
- DB2インスタンスユーザー
- aiwinst
- DB2 インスタンスグループ
- aiwdbgrp
- DB2フェンスユーザー
- aiwdbfid
- DB2 フェンスグループ
- aiwdbfgp
- 注意:
- これらのユーザー ID で有効期限ルールを使用したパスワードをセットアップする場合、必要に応じて、これらの ID を管理する必要があります。必要なときにパスワードを変更せずに、その有効期限が切れた場合、RICOH ProcessDirector は機能を停止します。
RICOH ProcessDirectorをインストールするとき、インストールプログラムはDB2インスタンスとユーザーIDを作成します。このとき使用される値は、DB2インスタンスユーザーに入力する値です。この名前のDB2インスタンスやユーザーIDがRICOH ProcessDirectorシステム上に存在していないことも確認してください。別のバージョンのDB2であっても同様です。