1 次コンピューターを準備する
アプリケーションやリモート2次サーバーをインストールする前に、
/aiw
ファイルシステムをエクスポートして、RICOH ProcessDirectorでアプリケーションまたは2次サーバーオブジェクトを作成する必要があります。また、1 次コンピューターに NFS サーバーがインストールされ、始動されていることを確認する必要があります。- root ユーザーとしてログインします。
- 次のコマンドを入力します。
- nfso -po nfs_use_reserved_ports=1
- chnfsdom <ドメイン名>
ここで<domain name>は、AIX1次サーバーが存在する完全修飾DNSドメインです。このドメインには、1次サーバーのホスト名は含まれません。
- SMIT を使用して、1 次コンピューターの NFS サーバーを直ちに開始し、システムが再始動したときにも開始するよう構成します。
- smitty nfsと入力します。
- ネットワークファイルシステム (NFS) (Network File System (NFS))を選択し、Enter を押します。
- このシステムで NFS を構成する (Configure NFS on This System)を選択し、Enter を押します。
- NFS を開始 (Start NFS)を選択し、Enter を押します。
- 重要:
- NFSを実行している場合は、NFSの開始を選択する前に NFSの停止を選択することを確認してください。
- 直ちに、システムの再起動時に、またはその両方で NFS を開始するよう設定する (Set Start NFS now, on system restart or both )フィールドで、 両方 (both)を選択します。
- Enterを押します。
- F10 を押して SMIT を終了します。
- この 1 次サーバーをアプリケーションまたは 2 次サーバー用に設定するのが初めての場合は、エクスポートリストに
/aiw
を追加します。- smitty nfsと入力します。
- ネットワークファイルシステム (NFS) (Network File System (NFS))を選択し、Enter を押します。
- エクスポートリストにディレクトリーを追加 (Add a Directory to Exports List)を選択します。
- 次のフィールドで値を入力するか、選択します。下の例で、太字のエントリーは必須の変更点を示します。new-secondary が表示される場所で、アプリケーションサーバーまたは 2 次サーバー機能のために用意したコンピューターのホスト名を入力します。 nfs-versionsが表示されるところにNFSバージョンを 4または3,4に設定します。
Type or select values in entry fields. Press Enter AFTER making all changes * Pathname of directory to export Anonymous UID Public filesystem? * Export directory now, system restart or both Pathname of alternate exports file Allow access by NFS versions External name of directory (NFS V4 access only) Referral locations (NFS V4 access only) Replica locations Ensure primary hostname in replica list Allow delegations? Scatter * Security method 1 * Mode to export directory Hostname list. If exported read-mostly Hosts & netgroups allowed client access Hosts allowed root access
[Entry Fields] /aiw -2 no both [] nfs-versions [] [] [] yes no none sys,... read-write [] new-secondary new-secondary
- Enterを押します。
- F10 を押して SMIT を終了します。
- 別の2次サーバーがすでにこの1次コンピューター上でセットアップされている場合は、エクスポートリストを更新して、新しいサーバーが含まれるようにします。
- smitty nfsと入力します。
- ネットワークファイルシステム (NFS) (Network File System (NFS))を選択し、Enter を押します。
- エクスポートされたディレクトリーの属性を変更/表示 (Change/Show Attributes of an Exported Directory)を選択し、Enter を押します。
- エクスポートディレクトリーのパス名を設定 (Set Pathname of exported directory)フィールドに、/aiw と入力し、Enter を押します。
- 変更するエクスポート済みディレクトリーのバージョン(Version of exported directory to be changed)フィールドがあるAIXバージョンを使用している場合は、バージョン番号を入力します。
- 新しいアプリケーションコンピューターまたは 2 次コンピューターのホスト名を、他のコンピューターがすでにリストされている同じフィールドに追加します。下の例では、old-secondary は既存 2 次コンピューターのホスト名で、new-secondary は新規 2 次コンピューターのホスト名です。
Press Enter AFTER making all changes Hosts & netgroups allowed client access Hosts allowed root access
[Entry Fields] [old-secondary,new-secondary] [old-secondary,new-secondary]
- Enterを押します。
- F10 を押して SMIT を終了します。
- ネットワーク上にドメインネームシステム (DNS) サーバーがないときは、1 次コンピューターの
/etc/hosts
を編集して、アプリケーションサーバーまたは 2 次サーバーの機能用に準備されたコンピューターのホスト名および IP アドレスを追加します。 - RICOH ProcessDirectorユーザーインターフェースを使用して、アプリケーションサーバーまたは 2 次サーバーを追加し、有効にします。
- Webブラウザーを開き、アドレスバーにhttp://hostname:15080/pdと入力します。hostnameは1次コンピューターのホスト名に置き換えてください。
- 許可ユーザーとしてログインします。 デフォルトユーザー名は
aiw
です。 - 管理タブをクリックします。
- 左側にある をクリックします。
- をクリックして追加するサーバーの種類を選択します。
- アプリケーションコンピューターまたは 2 次コンピューターのサーバー名と、IP アドレスまたはホスト名を指定します。オプションで、サーバーの他のプロパティーの説明と値を指定します。
- 汎用サーバープールフィールドのオプションを選択します。[汎用サーバープール]のサーバーは、ワークフローに定義されている任意のステップを実行できます。
AIX または Linux システムで稼働する 2 次サーバーについては、はいまたは いいえを指定します。2 次サーバーで特定のステップだけを実行する場合は、このフィールドに いいえを指定し、2 次サーバーでの実行を許可するステップテンプレートそれぞれに 調整機能を使用してください。
Windowsで実行されるアプリケーションサーバーの場合は、汎用サーバープールで いいえを指定します。
- 注意:
- 任意のステップでジョブがアプリケーションサーバーに送信された場合は、それに合わせてステップテンプレートを調整する必要があります。
- OKをクリックします。
- サーバーを選択し、使用可能をクリックします。