AIX システムにインストールする

RICOH ProcessDirector2次サーバー機能を、ネットワーク内のAIXシステムにインストールできます。
    重要:
  • 2次サーバー機能は、基本製品と同じコードレベルでインストールする必要があります。各コンピューターにインストールされているコードのレベルを判別するには、次のコマンドを入力します。
    • rpm -qa | grep aiw-install
  • この手順を開始する前に、1 次コンピューターを準備するからのステップに従っていることを確認してください。
    注意:
  • RICOH ProcessDirectorに加えて、次のソフトウェアがまだAIXシステムに存在していない場合は、それがインストールまたはアップグレードされます。
    • RPM installp パッケージ (Rpm.rte 3.0.5.52 以降)

2 次サーバー機能を AIX システムにインストールするには、次の手順に従います。

  1. root ユーザーとしてログインします。
      重要:
    • UID 0でユーザーとしてログインする必要があります。別のユーザーとしてログインする必要がある場合は、sudo su -またはsu - を使用してrootユーザーになることができます。ただし、rootユーザーになるために、sudoまたはsuコマンドを他の方法で使用しないでください。
  2. このコンピューターの/etc/hostsにそのIPアドレスの項目および完全修飾ホスト名があることを確認します。
  3. コマンド行を開き、このコマンドを入力してルートディレクトリーにいることを確認します。
    • cd /
  4. 2 バイト言語 (日本語など) で実行しているサーバーにインストールする場合、サーバーは UTF-8 言語環境で実行する必要があります。サーバーを UTF-8 言語環境に変更するには、次の手順に従います。
    1. export LANG=locale.UTF-8
      を入力します。ロケールを2バイト言語のロケールID(JA_JPなど)に置き換えます。
  5. RICOH ProcessDirectorの2次サーバー機能DVDを挿入します。
  6. CDファイルシステムが(例えば、/cdromという名前で)定義されている場合は、ディスクを挿入して次のように入力します。
    • mount /cdrom
    ファイルシステムを定義してあるかどうか判別するには、次のように入力します。
    • /usr/sbin/lsfs | grep cdrfs | awk '{print $3}'
  7. CD ファイルシステムがない場合は、作成します。
    1. CD 装置の名前を判別するには、次のように入力します。
      lsdev -Cc cdrom
    2. 装置 'cd0' のマウントポイント '/cdrom' に CD ファイルシステムを作成するには、次のように入力します。
      /usr/sbin/crfs -v cdrfs -p ro -d’cd0 -m’/cdrom’
  8. インストーラーを起動するには、次のコマンドを入力します。
    • /cdrom/setup IPPDs

    インストーラーが起動して、最初の画面が表示されます。使用するインストーラーに適切な言語を選択し、OKをクリックします。

  9. インストーラーの指示に従ってください。

    インストーラーにより、システムの多数の前提条件が検証されます。問題が見つかったら、一覧表示されます。それらの問題を修正するまで次に進むことはできません。問題を修正したら、前提条件を確認するウインドウに戻り、再度前提条件を検証します。インストーラーの 前へをクリックするか、コンソールモードでbackと入力し、インストーラーを続行してください。

      重要:
    • すべての前提条件を確認したら、キャンセルをクリックして以前のエントリーを変更し、インストールプロセスを再開します。 前に戻るボタンをクリックすると、問題が発生することがあります。

  10. 使用許諾契約書と保守契約を確認し、同意します。
  11. 1 次コンピューターのホスト名または完全修飾 IP アドレスを入力して確認します。
  12. 1 次コンピューターで使用した RICOH ProcessDirector のシステムユーザーの名前を入力します。 デフォルトシステムユーザーは aiw1 です。
      注意:
    • すべてのユーザーIDおよびグループ名は、DB2の制限事項に従い、1~8文字でなければなりません。

    インストーラーによってシステム上にユーザーがすでに存在することが検出された場合は、そのユーザーを使用するかどうかが確認されます。新しいユーザーを作成しない場合は、いいえを選択し、別の名前を入力します。インストーラーによってシステム上でユーザーが検出されない場合は、新しいユーザーが作成されます。

    別のコンピューターのシステム更新ファイルを使用するチェックボックスは選択しないでください。

  13. 1 次コンピューターで使用した次の値を入力します。
    • システムユーザーの1次グループとして使用するセキュリティーグループ
    • ユーザーのUID番号
    • グループのGID番号
    • システムユーザーのホームディレクトリー

    インストーラーにはデフォルト値が表示されます。

      注意:
    • すべてのユーザーIDおよびグループ名は、DB2の制限事項に従い、1~8文字でなければなりません。
    インストーラーを開始する前にユーザーおよびグループを作成してあった場合、これらの値の入力は求められません。
  14. 1 次コンピューターのシステムユーザーに使用したパスワードと同じパスワードを 2 回入力します。このパスワードは忘れないでください。 後でシステムユーザーとしてログインしなければならない場合に必要になります。インストーラーを開始する前にユーザーを作成してあった場合、パスワードの入力は求められません。
  15. システムユーザーが使用する言語を選択します。ブラウザーのユーザーインターフェースを別の言語に設定しても、この言語により、いくつかのメッセージに使用する言語が決まります。
  16. プリインストール要約を確認し、インストールをクリックして、インストールを開始します。
    最終ウィンドウには、ユーザーインターフェースにアクセスするためのURLが次の形式で表示されます。 hostnameは1次コンピューターのホスト名を表します。
    • http://hostname:15080/pd
  17. 完了をクリックしてインストールを完了します。
    2次サーバーが自動的に開始します。
  18. 2 次サーバーが稼働していることを確認するには、コマンドラインに次のコマンドを入力します。
    • ps -ef | grep Instance
    次のようなインスタンスステートメントが表示されるはずです。
    • java com.ibm.aiw.instance.SecondaryInstance hostname

    ソフトウェアが稼働していない場合は、/opt/infoprint/ippd/logsディレクトリーにあるインストールログを確認します。この方法で問題が解決しないときは、お客様サポートに連絡してください。

  19. 2次サーバーが1次サーバーに接続されていることを確認するには、RICOH ProcessDirectorユーザーインターフェースにログインし、管理 オブジェクト サーバーをクリックし、 接続状況列が 接続済みになっていることを確認します。
2次サーバーが稼働した後、このサーバーの使用方法を決定し、使用方法に従って一部のオブジェクトのプロパティーを変更する必要があります。例:
  • 2次サーバーにどのプリンターおよび入力装置を管理させるか。

    この 2 次サーバーが親サーバーとしてリストに表示されるように、それらの装置を作成または変更します。

  • この2次サーバーでどのステップテンプレートを実行できるか。

    この2次サーバー上で実行できるように、それらのステップテンプレートを調整します。

  • 外部ステップを使用して、この2次コンピューター上のどの外部プログラムにアクセスできるか。

    外部プログラムをセットアップし、そのプログラムを使用するようにRunExternalProgramステップテンプレートに基づくステップを構成します。