自身で用意したDB2を1次コンピューターにインストールする
以下の場合、自身で用意したDB2をRICOH ProcessDirectorと同じコンピューターで使用してください。
- そのコンピューター上の他のアプリケーションがDB2を必要としている。
- RICOH ProcessDirectorとともに使用するDB2ライセンスがそのコンピューターにすでにある。
- DB2の管理をRICOH ProcessDirectorの外部で行う必要がある。
RICOH ProcessDirectorをインストールする前に、DB2 10.5 Fix Pack 5以降、DB2 11.1 Fix Pack 1以降、またはDB2 11.5.8以降をインストールする必要があります。
RICOH ProcessDirectorをインストールすると、既存のバージョンのDB2の構成がインストールプログラムによって変更されます。このとき、RICOH ProcessDirectorが使用するためのDB2インスタンスが作成されます。このDB2インスタンスを他のアプリケーションが使用してはなりません。
DB2とRICOH ProcessDirectorが連携するには、複数のシステムユーザーとグループが必要です。これらのユーザーとしてログインしてはいけませんが、記録管理とセキュリティーのためにこれらを認識しておいてください。
アプリケーションで使用されるユーザーとグループを作成して指定するには、次の 3 つの方法のいずれかを選択します。
- インストールプログラムを開始する前に、ユーザーとグループを作成します。次に、作成したユーザーとグループの名前をインストールプロセス中に入力します。RICOH ProcessDirectorはそれらを探して使用します。
必要なユーザーとグループについては、システムグループおよびユーザーを作成するを参照してください。
- インストールプロセス中にユーザーとグループの異なる名前を入力すると、RICOH ProcessDirector はそれらのユーザーとグループを作成します。
- インストールプロセス中、RICOH ProcessDirector はデフォルト値を使用してユーザーとグループを作成します。
デフォルトのユーザーおよびグループは次のとおりです。
- DB2インスタンスユーザー
- aiwinst
- DB2 インスタンスグループ
- aiwdbgrp
- DB2フェンスユーザー
- aiwdbfid
- DB2 フェンスグループ
- aiwdbfgp
2台の1次コンピューター(アクティブおよびバックアップ)が含まれる構成をインストールする場合は、それぞれのコンピューターにDB2をインストールする必要があります。さらに、両方のコンピューターで同じユーザー ID およびユーザーグループを使用する必要があります。