システム構成
RICOH ProcessDirector は、さまざまなシステム構成でインストールできます。ハードウェア構成としては、次の構成ができます。
- 1次コンピューター
- 同一コンピューターに 1 台以上の 2 次サーバーを持つ 1 次コンピューター
- Windows コンピューターにアプリケーションサーバーを持つ 1 次コンピューター
- 別のコンピューターに 1 台以上の 2 次サーバーを持つ 1 次コンピューター
- 1 次コンピューターとバックアップ (フェイルオーバー) コンピューター、および NFS マウントされたファイルシステム
この構成では、1 次サーバーは一度に 1 つだけが稼働できます。システムオブジェクトは、マウントされたファイルシステム上に作成されて保管されるため、ハードウェアの故障などで動作が停止したときも、バックアップコンピューターからシステムオブジェクトにアクセスできます。
- 1 次コンピューターとバックアップ (フェイルオーバー) コンピューター、およびストレージエリアネットワーク (SAN)
この構成では、1 次サーバーは一度に 1 つだけが稼働できます。システムオブジェクトは、SAN 上に作成されて保管されるため、ハードウェアの故障などで動作が停止したときも、バックアップコンピューターからシステムオブジェクトにアクセスできます。
- PowerHAと外部ストレージシステムを使用するAIXバージョン7.2、テクノロジーレベル03 SP3以降を実行する2台の1次コンピューター
この構成では、1 次サーバーは一度に 1 つだけが稼働できます。システムオブジェクトは外部ストレージシステムに作成および格納されます。アクティブシステムに障害が発生すると、PowerHAは自動的に処理をバックアップシステムに切り替えることができます。
システム構成の例には、AFP Support機能を含むRICOH ProcessDirectorの構成が示されています。この構成には、1次サーバー、別のLinuxコンピューター上の2次サーバー、およびAIXの2次サーバーが含まれています。この図には、RICOH ProcessDirectorのコンポーネント(オプションのRICOH Transform 機能など)、およびRICOH ProcessDirectorと共に使用可能なオプション製品(Download for z/OS、AFP Download Plus、AIX用 InfoPrint Manager など)も示されています。
システム構成の例
下の図 アクティブコンピューターおよびバックアップコンピューターと SAN を使用する構成の例 に示す構成では、2 台の 1 次コンピューター (アクティブとバックアップ) がファイバーチャネルを使用して SAN に接続されています。
アクティブコンピューターおよびバックアップコンピューターと SAN を使用する構成の例
NFS サーバーを使用するアクティブコンピューターおよびバックアップコンピューターの構成の例 に示す構成では、2 台の 1 次コンピューター (アクティブとバックアップ) の共有ファイルシステムは NFS サーバーに保管されます。