カラーマッピングテーブルを作成する (例)

この例では、カラーマッピングテーブルを作成して、 カラー緑の円グラフが入っている Advanced Function Presentation (AFP) ファイルを印刷します。

円グラフは、一連の横線として表示されます。「Graphics Objects Content Architecture for Advanced Function Presentation Reference」「グラフィックスプリミティブおよび属性」という章で説明しているように、これらの横線は、'0B' (11) という 16 進数を持つパターン出力プリミティブによって作成されることが分かります。

GOCA という ColorSpace ソースグループを使用しているときにこれらの横線を緑の陰影にして RGB というターゲットグループ値にマップするには、赤に小さい値 (12)、緑に大きな値 (252)、青に 50 未満の値 (42) を指定して、コントラストをはっきりと出すようにします。

  1. /usr/lpp/psf/config (Linux および AIX) C:\Program Files (x86)\InfoPrint\PSF\config (Windows) ディレクトリーに移動します。
    For Linux and AIX:
    cd /usr/lpp/psf/config
    For Windows:
    cd C:\Program Files (x86)\InfoPrint\PSF\config
  2. サンプルカラーマッピングテーブル構成ファイルをお客様独自の目的に合うようカスタマイズできるファイルにコピーします。
    For Linux and AIX:
    cp cmt.cfg pie1.cfg
    For Windows:
    copy cmt.cfg pie1.cfg
  3. pie1.cfg ファイルを編集します。
    1. これらの行を BeginSourceDef: キーワードと EndSourceDef: キーワードの間に追加します。
      	ColorSpace: GOCA
      	ColorValue: 11
      	ObjectType: GOCAData
    2. これらの行を BeginTargetDef: キーワードと EndTargetDef: キーワードの間に追加します。
      	ColorSpace: RGB
      	ColorValue: 12 252 42
    3. pie1.cfg ファイルを保存します。
  4. ジョブを実行依頼して印刷する場合に使用される カラーマッピングテーブルオブジェクトファイルを作成するには、cmt ユーティリティーを実行します。
    cmt -i pie1.cfg -o pie1.set
  5. ご使用のカラーマッピングテーブルの値を検証するには、cmt ユーティリティーを再度実行します。
    cmt -i pie1.set -o pie2.cfg
  6. pie1.cfgpie2.cfg を比較します。
    ご使用のカラーマッピングテーブルの値が有効な場合、値は同じはずです。