ジョブを保留する
例えば、オペレーターがジョブごとに異なる書式を読み込む必要がある場合は、プリンターで正しい書式をロードした後で、ジョブをリリースできます。
ジョブを保留するには、以下のいずれかの操作を行います。
- 要求されたプリンタープロパティーを、 PrintJobs ステップテンプレートを基にしたステップで 設定なしに設定し、そのワークフローを通過するすべてのジョブが、その値を受け取るようにします。
デフォルトでは、要求されたプリンタープロパティーは いずれかのプリンターに設定されています。その結果、スケジューリングプロパティーが関連付けられているジョブプロパティーの値と一致する最初に使用可能なプリンターに、ジョブが自動的にスケジュールされます。ただし、 要求されたプリンタープロパティーが 設定なしに設定されている場合は、オペレーターが ジョブのスケジュールアクションを使用してジョブをプリンターに割り当てるまで、ジョブは待機します。ジョブがスケジュールされると、 要求されたプリンタープロパティーが設定され、ジョブが残りの処理ステップに移動します。
- フェーズに入るときに停止プロパティーを、 SetJobPropsFromTextFile ステップテンプレートを基にしたステップ上で設定します。これらのステップのいずれかをワークフローに追加する場合は、 フェーズに入るときに停止プロパティーの値としてフェーズを選択します。ジョブは、そのフェーズに到達すると停止し、そのフェーズ内のどの処理ステップにも移動せずに待機します。
ジョブがフェーズの先頭で停止されている場合、オペレーターはジョブの処理を再開するために続行アクションを使用できます。また、オペレーターは、ジョブのスケジューリングプロパティーが少なくとも1つのプリンターのスケジューリングプロパティーに一致することと、ジョブの印刷をスケジュールするために要求されたプリンタープロパティーが いずれかのプリンターまたは特定のプリンターに設定されていることを確認する必要があります。
例えば、印刷フェーズが選択されると、ジョブは受信フェーズと準備フェーズに指定されたすべての処理ステップ内を移動します。次にジョブは印刷フェーズに移動しますが、ステップを開始する前に待機状態になります。ジョブの状態は停止に変わります。オペレーターは、ジョブを右クリックし、 続行を選択して、処理を再開できます。
- ジョブが次の処理ステップに移動するための準備ができていることをオペレーターが指示するまでジョブが待機しなければならないようにするための手動ステップを、ワークフローに組み込みます。
たとえば、ManualStepWithAutoStartステップテンプレートに基づくステップを作成し、それに 発注番号の入力という名前を付けて、ワークフローの準備フェーズに追加できます。ジョブがこのステップに到達すると、その状況が 手動、作動に変わります。オペレーターは、ジョブのプロパティーを編集して注文番号を入力し、ジョブを右クリックして 手動完了を選択し、このステップを完了したらジョブをリリースできます。