getControlFileNameの構文
getControlFileName メソッドは、ジョブの解決済み制御ファイルの名前を返します。
このメソッドはパラメーターを使用しません。このメソッドを次のフォーマットで指定してください。
${getControlFileName()}
getControlFileName の例
この例では、次のスプールディレクトリーを使用します。
/aiw/aiw1/spool/default/10000003
(AIXまたはLinux)C:\aiw\aiw1\spool\default\10000003
(Windows)
ワークフローには、これらのプロパティーと値を指定する外部ステップが準備フェーズにあります。
- 外部制御ファイルテンプレート [Prepare][ConvertLineDataIntoAFP]
- 値:
/aiw/aiw1/control_files/external_programs/job_info.cfg
(AIXまたはLinux)C:\aiw\aiw1\control_files\external_programs\job_info.cfg
(Windows)
- 外部コマンド [Prepare][RunExternalProgram]
- 値:
cp ${getControlFileName()} /aiw/aiw1/samples/${Job.ID}.info.csv
(AIXまたはLinux)copy ${getControlFileName()} C:\aiw\aiw1\samples\${Job.ID}.info.csv
(Windows)
RICOH ProcessDirectorは、外部ステップを実行する直前に、外部制御ファイルテンプレートをスプールディレクトリーのtmp
サブディレクトリーにコピーし、制御ファイルテンプレートに含まれるすべてのシンボルを解決します。これは、RICOH ProcessDirectorが結果である制御ファイルを作成するために使用する手順です。たとえば、次のファイルを生成します。たとえば、AIXまたはLinuxでこのファイルを生成します。
/aiw/aiw1/spool/default/10000003/tmp/job_info.control.text
Windows の場合は次のファイルが生成されます。 C:\aiw\aiw1\spool\default\10000003\tmp\job_info.control.text
RICOH ProcessDirectorがワークフローを使用して初期プロパティー値を設定するジョブを作成する際に、getControlFileNameメソッドによって返された値を使用して外部コマンドを次のように解決します。 Linux上のAIXでは、コマンドは次のようになります。
cp /aiw/aiw1/spool/default/10000003/tmp/job_info.control.text /aiw/aiw1/samples/10000003.info.csv
または、Windows の場合は次のように解決します。
copy C:\aiw\aiw1\spool\default\10000003\tmp\job_info.control.text C:\aiw\aiw1\samples\10000003.info.csv