挿入用のバーコードを作成する
挿入を制御するために、各文書にバーコードを配置できます。文書にインサーター制御マークがある場合、バーコードがこれらのマークを補完するか、代替的に使用されます。
バーコードには、RICOH ProcessDirector ジョブプロパティーおよび文書プロパティーの値を含めることができます。また、以下の値も組み込むことができます。
- 現在のシートの番号 (例えば、ページグループ内の先頭シートは 1 です。)
- 文書内の合計シート数
挿入用のバーコードに含めるプロパティー に、バーコードに含めることができるプロパティーをいくつかリストします。
挿入用のバーコードに含めるプロパティー
プロパティー (フィールド名) | プロパティー (データベース名) | 必須 | 説明 | 長さ (文字数) |
---|---|---|---|---|
文書番号 | Doc.ID | はい (インサーターがジョブ特定の結果ファイルを作成しない場合 (Gunther インサーターなど)) | システム内の文書を識別する固有の番号です。RICOH ProcessDirectorは、この番号を割り当てます。 | 16 |
挿入シーケンス | Doc.Insert.Sequence | はい (バーコードがジョブ内の文書のシーケンス番号を含んでいることをインサーターが要求している場合) | ジョブ内の文書の数字位置。RICOH ProcessDirectorは、この番号を割り当てます。 | 8 |
ジョブ番号 | Job.ID | いいえ | システム内のジョブを識別する固有の番号です。RICOH ProcessDirectorは、この番号を割り当てます。 | 8 |
インサータージョブ名 | Job.Inserter.JobID | いいえ | インサーターがジョブに使用する名前。 | 255 |
ビントリガー | Doc.Insert.BinTriggers | いいえ | 文書用の挿入物を供給するインサータービン。ビン位置が Y または 1 の場合、そのビンは挿入物を供給します。ビン位置が N または 0 の場合、そのビンは挿入紙を供給しません。 | 64 |
- PDF ファイルの場合:
- RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat で 領域の非表示機能を使用して、既存のインサーター制御マークを非表示にします。
- バーコードの追加機能を使用して、バーコードを作成します。
詳しくは、RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat の関連トピックを参照してください。
- AFP ファイルの場合:
- 拡張 AFP 制御ファイルを作成します。
enhanceAfp.cfg
という名前のサンプル拡張 AFP 制御ファイル (/opt/infoprint/ippd/extensions/doc/samples
(AIX または Linux) またはC:\Program Files\Ricoh\ProcessDirector\extensions\doc\samples
(Windows) にある) を使用して、新しい制御ファイルを作成できます。また、RICOH Visual Workbench の AFP Enhancer モードを使用しても、新しい制御ファイルを作成できます。 - 拡張 AFP 制御ファイルを編集してバーコードを作成します。
- 注意:
- また AFP Editor はバーコードを作成します。ただし、各文書の現在のページおよび各文書の合計ページ数の場合にのみ値をサポートします。文書プロパティーの値 (文書番号や挿入シーケンスなど) をバーコードに含める場合、拡張 AFP を使用してバーコードを作成する必要があります。
RICOH Visual Workbench の AFP Enhancer モードを使用して既存の制御ファイルを編集する場合は、先に RICOH Visual Workbench を読み込む必要があります。
- 挿入のためのワークフローを構成するときは、拡張 AFP 制御ファイルの名前を、BuildAFPFromDocuments ステップテンプレートに基づくステップに指定します。
拡張AFPについては、リコーソフトウェアインフォメーションセンター(https://help.ricohsoftware.com/swinfocenter/)のホワイトペーパー:拡張AFP機能の使い方を参照してください。
- 拡張 AFP 制御ファイルを作成します。