GroupDocuments
GroupDocumentsステップテンプレートに基づくステップでは、最大6つの文書プロパティーを基にして文書のグループを識別できるように、文書プロパティーファイルが更新されます。文書のグループ化後、
CreateJobsFromDocumentsステップテンプレートに基づくステップを使って、各グループに対して個別の子ジョブを作成できます。
例えば、インサータービンコンテンツの共通セットで文書をグループ化できます。CreateJobsFromDocumentsなど、子ジョブを作成するためのステップが使用しているワークフローに含まれていない場合、 GroupDocumentsは、 SortDocumentsステップでソートされる前の文書をグループ化するのに役立ちます。
ジョブプロパティーデフォルト
- 1次グループ:設定なし
- 2次グループ:設定なし
- 3次グループ:設定なし
- 4次グループ:設定なし
- 5次グループ:設定なし
- 6次グループ:設定なし
- ソートでグループを優先:設定なし
使用上の注意
- このステップは 1 次サーバーで実行する必要があります。
- このステップテンプレートは削除できません。
- グループ化プロパティーは、文書プロパティーファイルに指定されるカスタマー名、州、国などの任意のプロパティーにできます。
- ステップ処理によって得られたグループを順序付けする場合、行われる比較のタイプは、プロパティーに関連付けられたデータタイプによって異なります。ストリング値を格納するプロパティーは、文字比較を使用します (値が番号の場合も同様です)。値のリストを受け入れるプロパティーは、文字比較ではなく、リストに定義された照合シーケンスに従ってソートされます。数値データタイプは、数値ソートに基づいてソートされます。
- いずれかのグループプロパティーに値が指定されていない場合は、残りのプロパティーに従ってグループ化が行われます。
- [ソートでグループを優先]が [はい]の場合、このステップでは、文書プロパティーファイル内の子ジョブ ID フィールドを更新することでグループが作成されます。子ジョブIDに既存の値(たとえば、前の GroupDocumentsステップまたは SplitDocumentsステップからの子ジョブIDの値)がある場合、こうしたジョブIDは、グループ化の第一基準であるとみなされ、新規のグループ化は既存のグループ内で行われます。文書に関連付けられたジョブ ID は変更されないままになるか、ジョブがより小さいジョブに分割されます。
- [ソートでグループを優先]が [いいえ]の場合、このステップでは既存のグループは再分割されません。代わりに、文書プロパティーファイル全体が 1 つのグループとみなされます。
- SortDocumentsステップテンプレートに基づくステップがこのステップの前に行われた場合、生成されたグループがソートされ、グループ化前のグループ内の文書の相対的な順序付けを保持します。
GroupDocuments処理が行われる前の配列の例を次に示します。
DocID ChildJob SeqInChild GroupProp 1 1.1 1 B 2 1.1 2 B 3 1.1 3 A 4 1.1 4 B 5 1.1 5 A
次のように、GroupDocuments処理の後、グループAの文書はグループBの文書と同様にそれらのグループ内で同じ順序のままになります。
DocID ChildJob SeqInChild GroupProp 1 1.2 1 B 2 1.2 2 B 3 1.1 1 A 4 1.2 3 B 5 1.1 2 A