Linuxシステムにインストールする
RICOH ProcessDirectorの2次サーバー機能を、ご使用のネットワークのLinuxシステムにインストールできます。
- 重要:
- 2次サーバー機能は、基本製品と同じコードレベルでインストールする必要があります。各コンピューターにインストールされているコードのレベルを判別するには、次のコマンドを入力します。
- rpm -qa | grep aiw-install
- この手順を開始する前に、1 次コンピューターを準備するからのステップに従っていることを確認してください。
Linuxシステムに2次サーバー機能をインストールするには、次の手順に従います。
- root ユーザーとしてログインします。
- 重要:
- UID 0でユーザーとしてログインする必要があります。別のユーザーとしてログインする必要がある場合は、sudo su -またはsu - を使用してrootユーザーになることができます。ただし、rootユーザーになるために、sudoまたはsuコマンドを他の方法で使用しないでください。
- このコンピューターの
/etc/hosts
にそのIPアドレスの項目および完全修飾ホスト名があることを確認します。 - コマンド行を開き、このコマンドを入力してルートディレクトリーにいることを確認します。
- cd /
- RICOH ProcessDirectorの2次サーバー機能DVDを挿入します。
- 必要に応じてドライブをマウントします。次のように入力します。
- mount /media/mount_point
- インストーラーを起動するには、次のコマンドを入力します。
- ./setup IPPDs
インストーラーが起動して、最初の画面が表示されます。使用するインストーラーに適切な言語を選択し、OKをクリックします。
- 注意:
- コンピューターのオペレーティングシステムが Red Hatで、言語が日本語、または中国語(簡体字、または繁体字)の場合は、言語のドロップダウンメニューから英語を選択します。RICOH ProcessDirectorでのRed Hatのインストール中、日本語、または中国語(簡体字、または繁体字)の文字は正しく表示されません。
- インストーラーの指示に従ってください。
- 使用許諾契約書と保守契約を確認し、同意します。
- 1 次コンピューターのホスト名または完全修飾 IP アドレスを入力して確認します。
- 1 次コンピューターで使用した RICOH ProcessDirector のシステムユーザーの名前を入力します。 デフォルトシステムユーザーは aiw1 です。
- 1 次コンピューターで使用した次の値を入力します。
- 1 次コンピューターのシステムユーザーに使用したパスワードと同じパスワードを 2 回入力します。このパスワードは忘れないでください。 後でシステムユーザーとしてログインしなければならない場合に必要になります。インストーラーを開始する前にユーザーを作成してあった場合、パスワードの入力は求められません。
- システムユーザーが使用する言語を選択します。ブラウザーのユーザーインターフェースを別の言語に設定しても、この言語により、いくつかのメッセージに使用する言語が決まります。
- プリインストール要約を確認し、インストールをクリックして、インストールを開始します。最終ウィンドウには、ユーザーインターフェースにアクセスするためのURLが次の形式で表示されます。 hostnameは1次コンピューターのホスト名を表します。
- http://hostname:15080/pd
- 完了をクリックしてインストールを完了します。2次サーバーが自動的に開始します。
- コマンド行で、次のコマンドを入力してルートディレクトリーに戻ります。
- cd /
- DVD からインストールした場合、そのディスクを取り出します。
- システムをリブートしてください。
- 2 次サーバーが稼働していることを確認するには、コマンドラインに次のコマンドを入力します。
- ps -ef | grep Instance
次のようなインスタンスステートメントが表示されるはずです。- java com.ibm.aiw.instance.SecondaryInstance hostname
ソフトウェアが稼働していない場合は、
/opt/infoprint/ippd
/logs
ディレクトリーにあるインストールログを確認します。この方法で問題が解決しないときは、お客様サポートに連絡してください。 - 2次サーバーが1次サーバーに接続されていることを確認するには、RICOH ProcessDirectorユーザーインターフェースにログインし、 をクリックし、 接続状況列が 接続済みになっていることを確認します。
- 2次サーバーにどのプリンターおよび入力装置を管理させるか。
この 2 次サーバーが親サーバーとしてリストに表示されるように、それらの装置を作成または変更します。
- この2次サーバーでどのステップテンプレートを実行できるか。
この2次サーバー上で実行できるように、それらのステップテンプレートを調整します。
- 外部ステップを使用して、この2次コンピューター上のどの外部プログラムにアクセスできるか。
外部プログラムをセットアップし、そのプログラムを使用するようにRunExternalProgramステップテンプレートに基づくステップを構成します。