基本製品をインストールする

始める前に、インストールの準備 および 1次コンピューターのインストール準備をする にリストされているご使用の構成の前提条件をすべて検証していることを確認してください。

基本製品をインストールするには、次の手順に従います。
  1. root ユーザーとしてログインします。
      重要:
    • UID 0でユーザーとしてログインする必要があります。別のユーザーとしてログインする必要がある場合は、sudo su -またはsu - を使用してrootユーザーになることができます。ただし、rootユーザーになるために、sudoまたはsuコマンドを他の方法で使用しないでください。
  2. コマンド行を開き、このコマンドを入力してルートディレクトリーにいることを確認します。
    • cd /
  3. 基本製品のTARファイルをダウンロードした場合は、ステップに進みます。
  4. 基本製品の DVD をドライブに挿入します。
  5. CDファイルシステムが(例えば、/cdromという名前で)定義されている場合は、ディスクを挿入して次のように入力します。
    • mount /cdrom
    ファイルシステムを定義してあるかどうか判別するには、次のように入力します。
    • /usr/sbin/lsfs | grep cdrfs | awk '{print $3}'
  6. CD ファイルシステムがない場合は、作成します。
    1. CD 装置の名前を判別するには、次のように入力します。
      lsdev -Cc cdrom
    2. 装置 'cd0' のマウントポイント '/cdrom' に CD ファイルシステムを作成するには、次のように入力します。
      /usr/sbin/crfs -v cdrfs -p ro -d’cd0 -m’/cdrom’
  7. TARファイルをダウンロードした場合、TARファイルをダウンロードしたフォルダーに移動するか、ステップに進みます。
    cd /<tar file download directory>
  8. TAR ファイルを展開するには、次のように入力します。
    tar -xvf <tar file name>
  9. インストーラーを起動するには、次のコマンドを入力します。
    • DVDまたはISOベースのインストールの場合:
      • /cdrom/setup
    • TAR ベースのインストールの場合:
      • /<tar file download directory>/setup

    インストーラーが起動して、最初の画面が表示されます。使用するインストーラーに適切な言語を選択し、OKをクリックします。

  10. インストーラーの指示に従ってください。

    インストーラーにより、システムの多数の前提条件が検証されます。問題が見つかったら、一覧表示されます。それらの問題を修正するまで次に進むことはできません。問題を修正したら、前提条件を確認するウインドウに戻り、再度前提条件を検証します。インストーラーの 前へをクリックするか、コンソールモードでbackと入力し、インストーラーを続行してください。

      重要:
    • すべての前提条件を確認したら、キャンセルをクリックして以前のエントリーを変更し、インストールプロセスを再開します。 前に戻るボタンをクリックすると、問題が発生することがあります。

  11. 使用許諾契約書と保守契約を確認し、同意します。
  12. RICOH ProcessDirector システムユーザーに使用する名前を選択するか、またはデフォルトの名前を使用できます。これは RICOH ProcessDirector の実行に使用されるユーザーです。デフォルトシステムユーザーは aiw1 です。
      注意:
    • すべてのユーザーIDおよびグループ名は、DB2の制限事項に従い、1~8文字でなければなりません。

    ユーザーの名前を入力してください。インストーラーによってシステム上にユーザーがすでに存在することが検出された場合は、そのユーザーを使用するかどうかが確認されます。新しいユーザーを作成しない場合は、いいえを選択し、別の名前を入力します。インストーラーによってシステム上でユーザーが検出されない場合は、新しいユーザーが作成されます。

  13. システムユーザーの 1 次グループとして使用するセキュリティーグループ、ユーザーおよびグループの UID 番号と GID 番号、およびシステムユーザーのホームディレクトリーを入力します。デフォルト値がインストーラーに表示されますが、それらの値は変更できます。
    インストーラーを開始する前にユーザーおよびグループを作成してあった場合、これらの値の入力は求められません。
  14. システムユーザーのパスワードを選択し、2 回入力します。このパスワードは忘れないでください。 後でシステムユーザーとしてログインしなければならない場合に必要になります。インストーラーを開始する前にユーザーを作成してあった場合、パスワードの入力は求められません。
  15. システムユーザーが使用する言語を選択します。ブラウザーのユーザーインターフェースを別の言語に設定しても、この言語により、いくつかのメッセージに使用する言語が決まります。
  16. 使用するDB2構成を選択します。
    別のサーバーにインストールされているDB2を選択すると、次に表示されるウインドウに、システムにインストールされているDB2クライアントが表示されます。使用する DB2 クライアントを選択します。
  17. 要求された他のインスタンス情報とともにDB2で必要なユーザーおよびグループの値を入力します。
    ユーザーおよびグループは使用するDB2構成により異なります。
    • RICOH ProcessDirectorバージョンのB2では、インスタンスユーザー、フェンスユーザー、およびそのそれぞれに対応するグループが必要です。
    • 基本製品と同じコンピューターにインストールされている付属バージョンではないDB2では、インスタンスユーザー、フェンスユーザー、およびそれらに対応するグループが必要です。
    • 別のコンピューターにインストールされている付属バージョンではないDB2では、1次コンピューターのDB2クライアントのインスタンスユーザーおよびグループ、他のコンピューターのDB2サーバーのインスタンスユーザー、フェンスユーザー、およびそれらに対応するグループが必要です。

      これらのユーザーおよびグループは、DB2クライアントおよびサーバーを自身で用意した DB2 を別のコンピューターにインストールして構成するにインストールして構成したときに、作成されます。

      注意:
    • すべてのユーザーIDおよびグループ名は、DB2の制限事項に従い、1~8文字でなければなりません。

    インストーラーを開始する前にユーザーおよびグループを作成してあった場合、正しい値が使用されていることを確認してください。

  18. プリインストール要約を確認し、インストールをクリックして、インストールを開始します。
  19. 完了をクリックしてインストールを完了します。
    現在のバージョンにアップグレードする場合は、このステップをスキップして、同じコンピューターで現行バージョンにアップグレードする に戻ってください。
  20. コマンド行で、次のコマンドを入力してルートディレクトリーに戻ります。
    • cd /
  21. DVD からインストールした場合、そのディスクを取り出します。
  22. エラーメッセージが表示されたら、/opt/infoprint/ippd/logs ディレクトリーのインストールログを確認して、ソフトウェアサポートにお問い合わせください。
  23. システムをリブートしてください。
  24. 初めてログインする に進みます。