チェックポイント

サービスポリシーでは、処理フェーズの終わりに発生するジョブチェックポイントを定義できます。処理フェーズには、受信、準備、印刷および完了があります。ジョブチェックポイントは常に、フェーズの終わりで発生します。

通常は、サービスポリシーでは、最終フェーズのチェックポイントと1つ以上の中間フェーズのチェックポイントを含む、2つ以上のフェーズのジョブチェックポイントを定義します。中間フェーズのチェックポイントを使用すると、最終フェーズのチェックポイントを逃す前に、遅れたジョブを見つけることができます。

例えば、サービスポリシーでは、準備フェーズの終わりと印刷フェーズの終わりにチェックポイントを定義する場合があります。例えば、エラー(変換エラーなど)が準備フェーズ中に発生した場合、準備チェックポイントを逃すと、RICOH ProcessDirectorによってジョブに 遅延のマークが付けられます。[ジョブ]テーブルのそのジョブの 締め切りポートレットおよび スケジュールリスク列に黄色のドットが表示されます。オペレーターがエラーを訂正できれば、ジョブは時間内に印刷を完了できる可能性があります。ジョブが[印刷]チェックポイントまでに印刷フェーズを完了した場合、チェックポイントの状況は OKに戻ります。黄色のドットは削除されます。

サービスポリシーでは、各フェーズにジョブチェックポイントを定義する必要はありません。サービスポリシーでは、次のタイプのフェーズにはチェックポイントを定義しない場合があります。

  • ステップが何も含まれていないフェーズ(例えば[準備]フェーズ)。
  • エラーの発生が考えられないフェーズ(例えば[受信]フェーズ)。
  • ジョブがパフォーマンス目標を達成した後で発生するフェーズ(例えば[完了]フェーズ)。