ジョブチケットワークフローからXMLファイルにアクセスする

ここでは、ApplyXSLTransformステップへの入力としてXMLファイルのセットを使用する場合に、これらのファイルにアクセスする方法を説明します。これらのXMLファイルには、MarcomCentralストアで注文された各品目の処理に必要な情報が格納されています。

XMLファイルを作成するには、MarcomCentralストアからの注文の処理方法計画に関連するタスクの手順に従ってください。このタスクには、パンフレットの印刷に必要な情報が入ったXMLファイルのサンプルも含まれています。

サンプルのMarcomProcessJobTicketワークフローは、2つのXMLファイルのセットを、 受信フェーズの ApplyXSLTransform2ステップへの入力として使用しています。

  • 各XMLファイルには、品目の処理情報が入っています。MarcomCentral SKU IDは、2つの品目を特定し、それぞれの品目を処理情報が入ったXMLファイルと関連付けます。XMLファイルそれぞれの名前には、以下のいずれかの、その品目のSKU IDの値が含まれています。SKU13933967.xmlまたはSKU15302443.xml
  • 各品目のジョブチケットには、SKU IDが含まれます。このIDは、jobticketToOverrides.xsltスタイルシートにより、 Custom 4Job.Info.Attr4)ジョブプロパティーにマッピングされます。 Custom 4ジョブプロパティーは、 ApplyXSLTransform2ステップ、SKU${Job.Info.Attr4}.xml入力ファイルプロパティー値に含まれるシンボルです。このステップで、シンボルが解決されます。例えば、ある品目のSKU IDが13933967の場合、ファイル名はSKU13933967.xmlになります。
  • ApplyXSLTransform2ステップはskuToOverrides.xslt XSLTスタイルシートを使用して、入力XMLファイルの値をジョブプロパティー値に変換します。このワークフローのステップでは、ジョブプロパティー値を使用して、品目のジョブを処理します。

この手順では、XMLファイルのセットにアクセスするために、ジョブチケットワークフローを修正します。

ジョブチケットワークフローからXMLファイルにアクセスするには、次の手順に従います。
  1. ワークフロータブをクリックします。
  2. ジョブチケットを処理するワークフローの名前をクリックします。
  3. オプション: ワークフロー名の左にあるスイッチをクリックして、ワークフローを使用不可にします。
    編集中にワークフローを無効にしないと、このワークフローを使用するジョブは引き続きステップ内を進みます。保存するときに、ワークフローが一時的に無効になり、その後再度有効になります。ワークフローで処理されているジョブでエラーが発生する可能性があります。
  4. 受信フェーズの ApplyXSLTransform2ステップでの操作:
    1. 入力ファイルプロパティーに、ディレクトリーへの完全パスと、RICOH ProcessDirectorXMLファイルのいずれかの名前に解決されるシンボル名を設定します。
      例:
      • 各XMLファイルには、接頭部ItemにSKU IDとXML拡張子が続く名前を付けます。例:Item10000001.xml
      • 品目のジョブチケットにあるSKU IDエレメントを、Custom 4Job.Info.Attr4)ジョブプロパティーにマッピングします。
      • 入力ファイルプロパティーに<ディレクトリーのパス>Item${Job.Info.Attr4}.xmlを設定します。testfilesディレクトリーにMarcomItemPropertiesディレクトリーを作成した場合は、このプロパティーに/aiw/aiw1/testfiles/MarcomItemProperties/Item${Job.Info.Attr4}.xml(UnixまたはAIX)、またはC:\aiw\aiw1\testfiles\MarcomItemProperties\Item${Job.Info.Attr4}.xml(Windows)を設定します。
      • ApplyXSLTransform2ステップを実行すると、 Custom 4ジョブプロパティーの値が使用されて、Item${Job.Info.Attr4}.xmlItem10000001.xmlに解決されます。次に、このステップはItem10000001.xmlファイルを取得します。
    2. XSLTファイルプロパティーに、品目処理情報を含むエレメントをジョブプロパティーに変換するXSLTファイルのディレクトリーパスと名前を設定します。
        注意:
      • このファイルは、MarcomCentralストアからの注文処理方法を計画する手順で作成したものです。
  5. (1) SKU詳細なしコネクターを右クリックし、 プロパティーを選択します。

    このコネクターは、処理情報を必要としない品目に対するジョブを直接、ContinueToNextStepステップに送信します。このコネクターは、 Custom 4ジョブプロパティーをチェックして、これらのジョブを識別します。このプロパティーが、規則の条件で指定されたSKU IDのいずれとも一致しない場合、コネクターはこのジョブを ContinueToNextStepステップに送信します。

      注意:
    • すべての品目で処理情報が必要な場合は、(1)SKU詳細なしコネクターを削除し、すべてのジョブを ApplyXSLTransform2ステップに送信できます。

    1. 品目処理情報へのアクセスにSKU IDを使用しない場合は、規則名を、この分岐が品目処理情報をバイパスすることを示すような名前に変更します。
      例えば、規則の名前を一致する品目詳細なしに変更できます。
    2. 既存の条件Custom 4 != 15302443Custom 4 != 13933967を削除します。
    3. 作成した各XMLファイルを指定する条件を追加します。
      例えば、MarcomCentral品目の処理に必要な情報へのアクセスに、SKU IDを使用するとします。XMLファイルを4つ作成しました。これらのファイルを表すSKU IDは、10000001、10000002、10000003、10000004です。

      4つの条件を追加します。

      Custom 4 != 10000001 Custom 4 != 10000002 Custom 4 != 10000003 Custom 4 != 10000004

      すべての条件を適用します。

  6. SKU ID以外を使用して、品目処理情報にアクセスする場合:
    1. (2)SKU詳細コネクターを右クリックし、 プロパティーを選択します。
    2. 規則名を、この分岐が品目処理情報にアクセスすることを示すような名前に変更します。
      例えば、規則の名前を品目詳細に変更できます。
  7. ワークフローを保存し、使用可能にします。
これで、SOAP Webサービスの通知を定義して、MarcomCentralストアにステータスを送信できるようになります。