カスタムポートレット
RICOH ProcessDirectorは、選択可能なカスタムポートレットのいくつかのスタイルを提供します。
例:
- プリンターにセットされている用紙と、各プリンターの状態を確認する場合は、プリンターを表示するマトリックスポートレットを作成できます。マトリックスポートレットでは、場所ごとに1行、状態ごとに1つの列が割り当てられています。
- お客様ごとに処理中のジョブを追跡する場合は、各お客様用の行を持ったツリーポートレットを作成できます。各お客様の下に、納期の行を含めることができます。
- 印刷ページ数または本日が納期のジョブの総数を表示する場合は、数値ポートレットを使用できます。
マトリックスポートレット
マトリクスポートレットは、システムサマリーポートレットに似ています。主な違いは、列ヘッダーと行ラベルに使用するプロパティーを選択することです。
以下の例では、マトリックスポートレットは、RICOH ProcessDirectorで定義されているプリンターに関する情報を表示します。 行のプロパティーが プリンター設置場所に設定されているため、最初の列にはシステムに存在するプリンターの全ての場所が表示されます。 列のプロパティーは プリンター状況です。マトリックスの2列目は、各場所における最初の状況の値を持つプリンターの数を示しています。
他の列には、 列のプロパティーの値が表示されます。見出しの下の列には、各行でその値を持つオブジェクトの数が表示されます。各列の数字は、その状態を持つプリンターの数を示しています。
各列の合計を表示する行を含めるには、合計の行を表示で はいを選択します。
マトリックスポートレットでジョブを表示する場合、ポートレットを使用して[ジョブ]テーブルをフィルタリングできます。プロパティーまたは数値にカーソルを合わせると、要約情報を含むポップアップウィンドウが表示されます。マトリックス内のヘッダーまたは数値をクリックすると、 ジョブポートレットには、ポートレットに設定したプロパティーに基づいてジョブが表示されます。固定ポートレットを使用して、 メインページまたはフローティングウィンドウに情報を表示できます。
ツリーポートレット
ツリーポートレットでは、プロパティーはテーブルのように展開されるのではなく、階層に積み重ねられます。この配置により、情報をよりコンパクトに表示できます。
ツリースタイルを使用する場合は、行を形成するプロパティーの階層を選択します。最初の列には、選択した階層のプロパティーが表示されます。列を追加して、より多くのデータを表示できます。
以下の例では、ツリーポータルは、システム内のジョブに関する情報を示しています。ジョブは、まず お客様名でグループ化されます。各お客様の下では、納期ごとにグループ化されています。
マトリックス表示と同じフィルタリング機能が、 ツリー表示にも適用されます。各行の単語または数字をクリックすると、 ジョブテーブルがフィルタリングされます。 メインページの固定ポートレット、またはフローティングウィンドウに情報を表示することを選択できます。
数値ポートレット
数値ポートレットを使用すると、プロパティーに基づいて、システム内のオブジェクトに関する現在の数を表示できます。各ポートレットには、インジケーターと呼ばれる複数のエントリーを含めることができます。インジケーターは、複数の種類のオブジェクトに関連付けることができます。
数値スタイルを使用する場合は、カウントするプロパティーを選択します。
以下の例では、 ジョブ用の数値ポートレットがあります。左のインジケーターは、システム内にある本日が納期の全てのジョブに関する情報を表示するようにフィルター処理されます。右のインジケーターは、追加のフィルターを適用して、 保持状態に移行した本日が納期のジョブに関する情報のみを表示します。ジョブが印刷されるにつれて、1日のうちに右のインジケータの値が増加します。現在の進捗状況の横に目標数値を表示することで、オペレーターはあとどれくらい作業が残っているかを容易に把握することができます。