分割 (1 対多) ジョブのシナリオ

このシナリオでは、大規模なジョブを小規模なジョブに分割する方法について説明します。この手法の利点の 1 つは、全体の印刷時間が削減される可能性があるということです。

次の例では、1 つのアプリケーションにより 80,000 個の文書を持つ 1 つの大規模なジョブが作成されます。管理者は、40,000 個の文書をあるプリンターで、残りを別のプリンターで印刷するためにジョブを分割する必要があります。

1 対多の使用シナリオのダイアグラム

RICOH ProcessDirector では、文書プロパティーファイルを使用したジョブの分割がサポートされます。オリジナルジョブおよび実動ジョブの両方に対して同じ入力ファイルが使用されるため、文書データベースは必要ありません。

  1. LargeApp ワークフローは、着信データを受信し準備します。
  2. IdentifyDocuments ステップテンプレートに基づくステップで、ジョブ内のそれぞれの文書のプロパティーが含まれる文書プロパティーファイルが作成されます。
  3. ジョブはアセンブルフェーズに移動します。このフェーズで、ジョブはこのジョブを分割するための文書カウントを指定する SplitJobs ステップにより処理されます。
  4. CreateAFPJobsFromDocuments ステップテンプレートに基づくステップで、PrintSplit ワークフローの 2 つの実動ジョブが作成されます。