分割 (1 対多) PDF ジョブのシナリオ

このシナリオでは、大規模な PDF ジョブを小規模なジョブに分割する方法について説明します。この手法の利点は、全体の印刷時間が削減されたり、印刷リソースを共有できる可能性があるということです。

次の例では、1 つのアプリケーションにより 80,000 個の文書を持つ 1 つの大規模なジョブが作成されます。管理者は、40,000 個の文書をあるプリンターで、残りを別のプリンターで印刷するためにジョブを分割する必要があります。

1 対多の使用シナリオのダイアグラム

RICOH ProcessDirector では、文書プロパティーファイルを使用したジョブの分割がサポートされます。オリジナルジョブおよび実動ジョブの両方に対して同じ入力ファイルが使用されるため、文書データベースは必要ありません。

  1. 着信データを受信および準備するには、LargeAppという名前の新しいワークフローを作成します。たとえば、SortSplitPDFワークフローを新しいワークフローにコピーして、LargeAppという名前を付けることができます。
  2. 新しいLargeAppワークフローでは、IdentifyPDFDocumentsステップでRICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat制御ファイルを指定します。このステップでは、ジョブ内の各文書の文書プロパティー値を含む文書プロパティーファイルが作成されます。
  3. アセンブルフェーズでSplitDocumentsステップを定義し、ジョブを指定されたセグメントに分割します。文書をソートまたはグループ化しない場合、新しいワークフローに適用しないステップを削除します。
  4. 2つの実動ジョブ(子ジョブ)を作成するCreateJobsFromDocumentsステップを定義します。 CreateJobsFromDocumentsステップで、PDFファイルにマークアップを追加するRICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat制御ファイルの名前を定義します。
  5. 子ジョブには、AssemblePDFワークフローを使用するか、そのワークフローのコピーを作成して、子ジョブを印刷する特定のワークフローを定義できます。