プリファレンスファイルで使用する文書プロパティーの定義
RICOH ProcessDirector で文書に関するデータを使用するには、その前に、データを RICOH ProcessDirector の文書プロパティーとして定義する必要があります。
- 文書プロパティーが必要なデータを特定します。
例:
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ジョブ内の各文書から、アカウント番号、カスタマー名、および取引明細書の日付を抽出するとします。この場合、3 つの文書プロパティーを定義する必要があります。
ジョブがワークフローを進むとき、IdentifyPDFDocumentsステップ (PDF ファイル) または IdentifyDocumentsステップ (AFP ファイル) によって、ジョブ内の各文書からデータが抽出されます。
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外部プリファレンスファイルから 2 列のデータを抽出して、そのデータをジョブに挿入するとします。これらの列は、見出しが出力タイプとアワードです。この場合、2 つの文書プロパティーを定義する必要があります。
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- 文書プロパティーごとに、ユーザーインターフェース名とデータベース名を選択します。RICOH ProcessDirector に既存する文書プロパティーを使用するか、独自のカスタム文書プロパティーを定義できます。
例:
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Preference Management機能に用意されている 出力タイプ文書プロパティー (データベース名 Doc.Pref.Output) を使用できます。
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出力タイプ文書プロパティーを使用せずに、独自のカスタム文書プロパティーを定義することもできます。文書プロパティーに、例えばユーザーインターフェース名 送付の選択とデータベース名 Doc.Custom.DeliveryChoiceを使用します。
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ユーザーインターフェース名がアワードレベル、データベース名が Doc.Custom.AwardLevelの独自のカスタム文書プロパティーを定義できます。
注意: カスタム文書プロパティーのデータベース名は先頭にDoc.Customを付加することをお勧めします。 -
- 文書プロパティー構成ファイル (docCustomDefinitions.xml) を編集して、必要な RICOH ProcessDirector のカスタム文書プロパティーをすべて定義します。
例えば、次の行をファイルに追加できます。
<docProperty name="Doc.Custom.AccountNumber" datatype="String" dbType="varchar (32)" access="attrWriteAdmin" shortCaption="Acount number" caption="Account number" description="Customer account number"/> <docProperty name="Doc.Custom.AwardLevel" datatype="String" dbType="varchar (32)" access="attrWriteAdmin" shortCaption="Award level" caption="Award level" description="Customer award level"/> <docProperty name="Doc.Custom.StatementDate" datatype="Timestamp" dbType="Timestamp" access="attrWriteAdmin" shortCaption="Statement date" caption="Statement date" description="The date the statement was created"/>
注意: name 行はデータベース名を定義しています。caption 行はユーザーインターフェース名を定義しています。 - docCustomユーティリティーを実行して構成ファイルを更新します。docCustomユーティリティーを初めて実行するときは、カスタム文書プロパティー機能が作成され、Feature Manager に追加されます。ユーティリティーを次に実行するときは、カスタム文書プロパティー機能が更新されます。
- Feature Manager を使用して、カスタム文書プロパティー機能をインストールまたは更新します。
- PDF ファイルを処理する場合は、更新した RICOH ProcessDirector の文書プロパティーを RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat に読み込みます。
- ジョブの各文書から IdentifyPDFDocuments ステップ (PDF ファイル) または IdentifyDocuments ステップ (AFP ファイル) が抽出するデータを指定します。
- PDF ファイルを処理する場合は、RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat の 文書プロパティーの定義機能を使用します。
- AFP ファイルを処理する場合は、RICOH Visual Workbench の Document Property Designer (DPD) モードを使用します。
注意: AFP ファイルに、抽出対象の文書データについて定義した索引タグがない場合は、AFP Indexer モードを使用してタグを追加します。AFP Indexer は RICOH ProcessDirector に付属しません。この機能は購入が必要です。
- IdentifyPDFDocuments ステップ (PDF ファイル) または IdentifyDocuments ステップ (AFP ファイル) とともに使用する制御ファイルに、文書プロパティー定義を保存します。
- PDF ファイルを処理する場合は、RICOH ProcessDirector Plug-in for Adobe Acrobat の 制御ファイルの保存機能を使用します。
- AFP ファイルを処理する場合は、RICOH Visual Workbench の 制御ファイルの保存機能を使用します。
- RICOH ProcessDirector サーバーの RICOH ProcessDirector システムユーザーがアクセスできるディレクトリー内に制御ファイルを送信します。