週末および休日に合わせたサービスレベルアグリーメントの調整

サービスレベルアグリーメント(SLA)を交渉するときは、週末や休日などの休業日に非サービス期間を使用します。休業日は、SLA締め切りの計算時に考慮に入れられません。

休日に対応するために、管理者は非サービス期間を作成します。RICOH ProcessDirectorは、SLA締め切りを計算する際に非サービス期間を考慮に入れ、適切な締め切りを使用してSLAに対するジョブの状況を追跡します。非サービス期間は、チェックポイントに対する追跡時にのみ使用できます。 SetDeadlineステップやスケジュールに対する追跡時に非サービス期間を使用することはできません。

例:

  • お客様は、72時間のSLAを持っており、金曜日の午後1:00にジョブを実行依頼するとします。土曜日と日曜日は休業日のため、72時間のSLA締め切りは水曜日の午後1:00になります。
  • お客様は、24時間のSLAを持っており、12月31日の午後4:30にジョブを実行依頼するとします。元日の1月1日は休業日のため、SLA締め切りは1月2日の午後4:30となります。

元日の非サービス期間を追加するには、管理者は次の手順に従います。

  • 管理タブの オブジェクトセクションにナビゲートし、 非サービス期間を選択します。
  • 新しい非サービス期間を追加します。
  • 非サービス期間名フィールドに元日と入力して、非サービス期間に名前を付けます。
  • 説明フィールドに休日の説明を追加します。
  • を「1」に、 を「1」(1月)に設定することで、 フィールドで休日の日付を、 フィールドで休日の月を選択します。
  • 休日の年を設定します。フィールドを空のままにすると、毎年繰り返されます。このシナリオでは、休日が毎年繰り返されるため、 フィールドは空白のままにします。
      注意:
    • 非サービス期間が毎年変わる場合、年を指定し、毎年別個の非サービス期間を作成する必要があります。
  • 休日の開始時刻を設定します。このシナリオでは、開始時刻は午前12:00に設定します。
  • 休日の終了時刻を設定します。このシナリオでは、終了時刻は午後11:59に設定します。

一度設定すると、元旦休みにこの非サービス期間が毎年繰り返されます。RICOH ProcessDirectorは、営業しない場合のジョブ処理スケジュールを計算します。1月2日は営業する場合、SLAチェックポイントが休日に合わせて調整されて印刷が再開されます。