パターン

バッチ方式がパターンの場合、ホットフォルダーまたはSFTP入力装置は、必要な1つの印刷ファイルとそれに関連するすべてのファイルがそろうとすぐに、それらをそのジョブのスプールファイルディレクトリーにコピーします。そのすべてのファイルは、 [データパターン]プロパティー、および入力装置のプロパティーノートブックの[ バッチ]タブの各プロパティーに設定されている値と一致する必要があります。

[パターン]バッチ方式を使用する場合、次のように入力装置プロパティーを設定します。

  • ワークフロー:ParentNoPrint
  • 子ワークフロー:ジョブの印刷ファイルに適したワークフローです。
  • 実行依頼ステップ:SubmitInputFiles
  • .zipファイルの作成:No

例えば、JDF ジョブチケットとともに 1 つのジョブの指定変更ファイルとデータファイルを送信することがあります。ジョブチケットの入力ファイル名の末尾が.jdf、スプールファイルの使用状況が「指定変更」、スプールファイルのタイプが「jdf」の場合、これら3つのパターンを相互に関連付けることができます。RICOH ProcessDirectorの正規表現構文を使用すると、ホットフォルダーまたはSFTP入力装置が認識して、新しいジョブを作成するときにそれに含める入力ファイル名のパターンを定義します。この表には、パターンマッチングを使用してまとめて処理できるファイルの簡単な例を示します。

データパターン ファイルパターン ファイルの使用状況 ファイル形式 スプールファイルタイプ 一致するファイル名の例 スプールファイル名の例
.*$ .*jdf$ overrides その他 jdf abc000317.jdf /aiw/aiw1/spool/default/10000143/10000143.overrides.jdf JDF ジョブチケット
.*$ .*oth$ overrides その他 txt abc00317.oth /aiw/aiw1/spool/default/10000143/10000143.overrides.txt 指定変更ファイル
.*$ .*pdf$ 印刷する データ pdf abc00317.pdf /aiw/aiw1/spool/default/10000143/1000143.print.pdf PDF ファイル

データパターンプロパティーと ファイルパターンプロパティーを使用して、ファイル名とファイルタイプを正確に一致させることができます。 データパターンフィールドの一部をファイルパターンの一部として使用する場合は、 データパターンの表現の利用部分を括弧で囲み、 ファイルパターンフィールド内ではバックスラッシュと1つの数字で後方参照を表現します。次の表では、後方参照を使用したパターンマッチングの結果を示します。

タブ フィールド 説明
バッチ データパターン (.*)\.pdf 式 (.*) は、拡張子を除いたデータファイル名への後方参照を定義します。データファイル名がこのパターンと一致すると、(.*) と一致するすべての文字が後方参照 \1 に代入されます。
バッチ ファイルパターン \1\.jdf データファイル名は一致しますが、拡張子は .jdf です。Job1.pdf と Job1.jdf が一致すると見なされてジョブに含まれますが、Job2.jdf は一致しません。

もっと複雑な例では、次のようになります。

タブ フィールド 説明
バッチ データパターン (abc)(def)\.pdf,.*-(12)-.*\.pdf

データファイルは、カンマで区切られた 2 つのパターンの 1 つと一致する必要があります。

データパターン1:\1 = abc and \2 = def

表現(abc)と(def)は、データファイル名への後方参照を定義します。拡張子は.pdfにする必要があります。

パターン 1 と一致するデータファイルは、abcdef.pdf です。

データパターン 2: \1 = 12

表現(12)は、12月に対するデータファイルを要求する後方参照です(データファイルの日付形式がyear-month-dayと想定します)。拡張子は.pdfにする必要があります。

パターン 2 と一致するデータファイルは、2011-12-02.pdf です。

バッチ 指定変更パターン \1\.oth

パターン 1 と一致するには、指定変更ファイルで名前が abc.oth である必要があります。

バッチ ファイルパターン 2011-(\1)\.jdf

ファイル 2011-12.jdf が、データパターン 2 と一致します。

ファイルの使用状況 overrides
ファイル形式 jdf
必須 はい
シーケンス 1
バッチ ファイルパターン \2\1\.jdf

ファイル defabc.jdf が、データパターン 1 と一致します。

ファイルの使用状況 overrides
ファイル形式 jdf
必須 はい
シーケンス 2
バッチ ファイルパターン \1\.txt

ファイル 12.txt が、データパターン 2 と一致します。

ファイルの使用状況 ファイル
ファイル形式 txt
必須 いいえ
シーケンス 3

[バッチ]タブを編集するには、次の手順に従います。

  • ファイルパターンを追加するには、[バッチ]タブのフィールドに値を入力し、 追加をクリックします。フィールドに値を入力して 保存をクリックします。
  • ファイルパターンを削除するには、そのファイルパターンのチェックボックスを選択して除去をクリックします。
  • ファイルパターンを編集するには、そのファイルパターンのチェックボックスを選択して編集をクリックします。ファイルパターンの入力フィールドに値が表示されるので、必要に応じて変更し、 保存をクリックします。
  • 同じファイルパターンを 2 つ作成した場合、またはあるパターンのファイルのタイプと使用状況が別のパターンのファイルのタイプと使用状況と一致する場合は、警告メッセージが表示されますが、そのパターンを追加することはできます。シーケンスプロパティーの値に基づいた最初のファイルパターンが処理されます。
  • 変更をキャンセルするには、キャンセルをクリックします。システムは、保存されていない最後の変更をキャンセルします。

[バッチ]タブでパターンをセットアップするときは、これらの情報を忘れないでください。

  • パターンのセットアップでは、指定したパターンにはファイルが 1 つだけ一致するように、特に必須フィールドを慎重に定義することをお勧めします。1つのパターンに複数のファイルが一致するように指定することはできません。必要な1つのファイルがパターンと一致するとすぐに、システムは要件が満たされたと考えるため、それぞれの定義されたパターンの要求に対して少なくとも1つのファイルがホットフォルダーまたはSFTP入力装置にそろった時点でジョブの処理を開始します。
  • そのページから移動する前に、忘れずにOKをクリックして変更を保存してください。変更を保存しないでそのページから移動すると、その変更は破棄されます。
  • その表で指定した規則は、順番に (上から下に) 処理されます。表の中に矛盾する行がある場合、順番が先にあるパターンが使用されます。
  • [パターン]バッチ方式を使用するとき、[拡張]タブのフィールドには次のガイドラインを使用してください。
    • [バッチ]タブではなく[拡張]タブの[指定変更パターン]フィールドを使用します。
    • [拡張]タブの[JDF パターン]フィールドは使用しません。それらのパターンは[バッチ]タブで定義します。