標準フィルター

AFP Visual Environmentには、以下の標準フィルターが含まれています。

1. オブジェクトのカウント

ファイル内のAFPオブジェクトの数をカウントします。リストから、オブジェクト識別子を選択します。この値は、操作画面の出力に返されます。

パラメーター:

オブジェクト識別子
必須パラメーターです。サポートされるオブジェクトテーブルからオブジェクトタイプを1つ選択する必要があります。

2. 構造化フィールドのカウント 

ファイル内のAFP構造化フィールドの数をカウントします。リストから、構造化フィールド識別子を選択します。この値は、操作画面の出力に返されます。

パラメーター:

構造化フィールド識別子
必須パラメーターです。サポートされる構造化フィールド テーブルから構造化フィールドの種類を1つ選択する必要があります。

3. 文書索引ファイルの作成

AFP文書索引ファイルを作成します。出力ファイルはオフセットベースです。このフィルターは、フィルターチェーンリストの最後に配置する必要があります。

パラメーター:

文書索引ファイル名
必須パラメーターです。出力文書の索引の保存場所です。
書式定義ファイル名
オプションのパラメーターです。入力書式定義へのパスです。

4. 外部リソースグループの作成

インラインリソースグループと外部リソースディレクトリーから、外部リソースグループを作成します。完全修飾リソースグループファイル名が必要です。また、オプションで外部リソースディレクトリーと書式定義ファイル名を指定できます。

パラメーター:

リソースグループファイル名
必須パラメーターです。出力リソースグループへのパスです。
外部リソースディレクトリー
オプションのパラメーターです。外部リソースディレクトリーへのパスです。
書式定義ファイル名
オプションのパラメーターです。入力書式定義へのパスです。
追加外部リソースディレクトリー
オプションのパラメーターです。このパラメーターの別のインスタンスを作成ボタンを使用して追加できます。
注意: 書式定義、コードページの文字セット、コード化されたフォントのみを抽出します。その他のリソースタイプ(例:オーバーレイ、ページセグメント)は含まれません。

5. ページシートマップの作成

ACIFスタイルのページまたはシートマップを作成します。ページまたはシートマップファイル名が必要です。また、オプションで書式定義ファイル名を指定できます。指定された書式定義が見つからない場合は、エラーメッセージが表示されます。

パラメーター:

ページシートマップファイル名
必須パラメーターです。出力先へのパスです。
書式定義ファイル名
オプションのパラメーターです。入力書式定義へのパスです。

6. AFPオブジェクトのカット

ファイルからAFPオブジェクトを削除します。リストから、そのオブジェクト識別子を選択します。オプションのオブジェクト名とそれに対応するパラメーターを指定できます。

パラメーター:

オブジェクト識別子
必須パラメーターです。サポートされるオブジェクトテーブルからオブジェクトタイプを1つ選択する必要があります。
オブジェクト名
オプションのパラメーターです。指定されたオブジェクト名でだけ削除したい場合。
    注意:
  • アスタリスク(*)を前に付けると、「次の値で終了」を指定します。
  • アスタリスク(*)を最後に付けると、「次の値で開始」を指定します。
  • アスタリスク(*)を両端に付けると、「次の値を含む」を指定します。
範囲
オプションのパラメーターです。これを使用して、カットするエレメントの数を指定できます。このパラメーターは「first:last」の形式で、最初の値はゼロ(0)から始まります。「e」は「end」の略です。たとえば、0:7は、最初の8つのオブジェクトを意味します。0:eは、ファイルの先頭から最後までを意味します。

7. AFP構造化フィールドのカット

ファイルから、AFP構造化フィールドを削除します。リストから、削除する種類の構造化フィールドを選択します。範囲オプションで数を指定できます。

パラメーター:

構造化フィールド識別子
必須パラメーターです。サポートされる構造化フィールド テーブルから構造化フィールドの種類を1つ選択する必要があります。
範囲
オプションのパラメーターです。これを使用して、カットするエレメントの数を指定できます。このパラメーターは「first:last」の形式で、最初の値はゼロ(0)から始まります。「e」は「end」の略です。たとえば、0:7は、最初の8つのオブジェクトを意味します。0:eは、ファイルの先頭から最後までを意味します。

8. ページグループ内のページ数を偶数にする

ページ数が奇数のグループにブランクページを追加します。パラメーターは必要ありません。

9. インラインリソース

インラインリソースグループにリソースを追加します。完全修飾リソースファイル名と実際のリソース名そのものを指定する必要があります。

パラメーター:

リソースファイル名
必須パラメーターです。ディスク上のリソースの名前とパスです。
リソース名
必須パラメーターです。AFPで書き込むリソースの名前です。

10. 未完了のページの削除

前のページが終了する前に新しいページが始まるような未完了なページを削除します。

11. ページグループの削除

全てのページグループとページグループTLEを削除しますが、ページグループ内の他のデータは削除しません。また、オプションの範囲パラメーターがあります。

パラメーター:

範囲
オプションのパラメーターです。これを使用して、カットするエレメントの数を指定できます。このパラメーターは「first:last」の形式で、最初の値はゼロ(0)から始まります。「e」は「end」の略です。たとえば、0:7は、最初の8つのオブジェクトを意味します。0:eは、ファイルの先頭から最後までを意味します。

12. AFP構造化フィールドの検証

構造化フィールドの順序とコンテキストを検証します。Begin Document (BDT)およびEnd Document (EDT)構造化フィールドの欠落が許容されます。

パラメーター:

エラー時の終了
オプションのパラメーターです。顧客は、最初のエラー発生後に検証を停止するか、最後まで継続するかをブール値入力パラメーターで指定できます。

13. AFP構造化フィールドの書き込み

AFP構造化フィールドの情報をダンプします。外部ファイルへ情報を書き込むことができます。また、オプションの16進数値の表示を選択すると、16 進形式で出力を書き込むことができます。

パラメーター:

出力ファイル名
オプションのパラメーターです。出力ファイルのファイル名およびパスです。
16進数値の表示
オプションのパラメーターです。AFP構造体フィールドの16進数値の表示/非表示を切り替えるには、ブール値を使用します。