同じコンピューターでアップグレードする
同じコンピューターで新しいバージョンのRICOH ProcessDirectorにアップグレードする場合は、一定の要件を満たす必要があります。
- バージョン3.7以上のRICOH ProcessDirectorをインストールしている。
- システムで本バージョンのすべての前提条件を満たしている。
- 重要:
- RICOH ProcessDirectorの新しいバージョンのインストーラーは、以前のバージョンと比較すると、より厳格な前提条件が要求されます。ご使用のオペレーティングシステムが最小要件を満たしていない場合は、インストーラーによりインストールがキャンセルされます。オペレーティングシステムのアップグレードをインストールするために、RICOH ProcessDirector をアンインストールする必要はありません。
- アップグレードする前に、RICOH ProcessDirectorを実行するために使用するデータベースを決定します。バージョン3.12以降、RICOH ProcessDirectorと一緒にインストールされるPostgreSQLがデフォルトのデータベース構成になりました。より新しいバージョンにアップグレードする場合は、中断することなくDB2を使い続けることも、データをPostgreSQLデータベースに移行することもできます。
- インストールDVDまたはISOファイルがRicohから提供されています。
インストールプロセスは、基本製品と現在インストールされているほとんどすべての機能をアップグレードます。RICOH Transform 機能拡張機能(カスタムソフトウェアコンポーネント)は自動的には更新されません。アップグレードをインストール後、個別にインストールします。
複数のRICOH Transform 機能を使用する場合は、新しいライセンスキーをインストールする前に、すべてのTransform Featureをアップグレードしてください。
- RICOH Transform 機能のインストールの詳細については、RICOH Transform 機能のインストールの準備をするを参照してください。
- 拡張機能のインストールについては、担当のリコーサポート担当者にお問い合わせください。
同じコンピューターでRICOH ProcessDirectorの現行バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。
- ご使用のシステムが前提条件を満たしていることを確認してください。
- システムをアップグレードする前に、データをバックアップしてください。詳しくは、データをバックアップするを参照してください。
- RICOH ProcessDirector が DB2 データベースで動作していて、データベースを更新したい場合は、RICOH ProcessDirector をインストールする前か後にデータベースを更新してください。詳しくは、DB2 データベースをアップグレードするを参照してください。
- 1次コンピューターのインストール準備をするの手順に従ってください。
- インストールプロセスを開始します。
- root ユーザーとしてログインします。
- 重要:
- UID 0でユーザーとしてログインする必要があります。別のユーザーとしてログインする必要がある場合は、sudo su -またはsu - を使用してrootユーザーになることができます。ただし、rootユーザーになるために、sudoまたはsuコマンドを他の方法で使用しないでください。
- コマンド行を開き、このコマンドを入力してルートディレクトリーにいることを確認します。
- cd /
- root ユーザーとしてログインします。
- DVDからインストールする場合は、次の手順に従います。
- ISO ファイルからインストールする場合は、次の手順に従います。
- ISOファイルをマウントするの手順に従ってください。
- ディレクトリーを変更して、ISO ファイルの内容を表示します。setup というスクリプトを含む複数のスクリプトとディレクトリーが表示されます。
- インストーラーを起動するには、./setupと入力します。
- インストーラーの指示に従ってください。
- 使用許諾契約書と保守契約を確認し、同意します。
- 使用するデータベース構成を選択します。DB2からPostgreSQLへの移行など、データベースを変更する場合、インストーラーは新しいデータベースをインストールしますが、内容は後で移行されます。注意: データベースを変更する場合、インストーラーは前提条件をチェックします。前提条件のいずれかが欠落している場合は、インストールプログラムの指示に従います。
- プリインストール要約を確認し、インストールをクリックして、インストールを開始します。
- 完了をクリックしてインストールを完了します。
- コマンド行で、次のコマンドを入力してルートディレクトリーに戻ります。
- cd /
- DVD からインストールした場合、そのディスクを取り出します。
- エラーメッセージが表示されたら、
/opt/infoprint/ippd
/logs/installer
ディレクトリーのインストールログを確認して、ソフトウェアサポートにお問い合わせください。 - システムをリブートしてください。
- PostgreSQLをインストールし、データをPostgreSQLに移行する必要がある場合は、DB2からPostgreSQLにデータを移行するに進みます。
- RICOH ProcessDirectorがインストールされているコンピューターを再起動していない場合は、今すぐに再起動してください。
- コンピューターが再起動すると、RICOH ProcessDirectorが自動的に起動します。ブラウザーを使用してユーザーインターフェースにログインします。インストール中にエラーが発生した場合は、リコーソフトウェアサポートにお問い合わせください。
- 注意:
- 製品情報ボックスを使用して、製品のバージョンが更新されたことを確認します。
- Feature Managerを使用して、以前にインストールしたすべての機能が新しいレベルに更新されたことを確認します。
の順にクリックして、Feature Managerを開きます。エラーメッセージが表示された場合は、Feature Mangerを手動で起動する必要があります。
- 1 次コンピューターに RICOH ProcessDirector システムユーザーとしてログインします (aiw1 がデフォルトです)。
- コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを入力します。startaiw -f
- 処理を完了するには、ブラウザーのキャッシュをクリアしてください。
ブラウザーのキャッシュに保存されている情報は、新しいレベルを使おうとするとエラーになることがあります。キャッシュをクリアすることで、このようなエラーを防止できます。
- Feature Manger Web ページを再ロードします。
- アップグレードプロセスを完了するを続行してアップグレードプロセスを完了させます。
- 重要:
- RICOH ProcessDirectorとすべての機能は、試用モードでインストールされます。アップグレード後、ライセンスキーをダウンロードしてインストールします。ライセンスキーのインストール前に試用期間が終了した場合、ソフトウェアは動作を停止します。 詳しくは、ライセンスキーをダウンロードおよびインストールする を参照してください。