IBM DB2データベース用Javaバージョンを更新する

IBM DB2データベース用にサポートされている最新のJavaバージョンに更新することで、システムの安全性と互換性を維持します。これにより、最新の機能、パフォーマンスの向上、セキュリティーの修正が保証されます。
    重要:
  • データの損失を避けるために、RICOH ProcessDirectorシステムのスナップショットまたはバックアップを取ります。
  • ファイルをロックしたりスキャンしたりするウイルス対策ソフトやその他のセキュリティーソフトが、RICOH ProcessDirectorシステム上で無効になっていることを確認します。
アップデートパッケージをインストールするには、次の手順を実行します。
  1. root ユーザーとしてシステムにログインするか、sudo -またはsu -コマンドを使用してrootユーザーになります。
  2. コマンドプロンプトで、以下のコマンドを使用して、aiw1ユーザーに切り替え、aiw1ユーザーとしてRICOH ProcessDirector を停止し、DB2プロセスを強制停止します:
    su - aiw1
    stopaiw
    db2stop force
    exit
  3. 現在インストールされているJavaのバージョンを確認するには、コマンドラインを開き、次のように入力します:
    /opt/infoprint/ippd/db/java/jdk64/bin/java -version
  4. リコーソフトウェアのホームページからダウンロードしたTGZファイルを/aiw/aiw1/tmp/ibmjavaにコピーします。
  5. パッケージのMD5チェックサムを生成するには、次のように入力します:
    md5sum /aiw/aiw1/tmp/ibmjava/<ファイル名>.tgz

    <ファイル名>.tgzファイルの名前です。

    リコーソフトウェアのWebサイトで提供されている値と結果を比較してください。値が一致しない場合は、パッケージを再度ダウンロードしてください。

  6. 新しいJavaバージョンを解凍してインストールするには、次のように入力します:
    cd /aiw/aiw1/tmp/ibmjava
    tar -xvf <ファイル名>.tgz -C /opt/infoprint/ippd/db/java
    cd /opt/infoprint/ippd/db/java
    mv jdk64 jdk64old
    mv ibm-java-x86_64-80 jdk64
    chown -R bin:bin jdk64
    <ファイル名>はTGZファイルの名前です。
  7. aiw1ユーザーに切り替え、RICOH ProcessDirector を再起動します:
    su - aiw1
    startaiw
  8. DB2が使用しているJavaのバージョンを確認してください:
    /opt/infoprint/ippd/db/java/jdk64/bin/java -version

    出力の例:

    =====
    java version "1.8.0_431" 
    Java(TM) SE Runtime Environment (build 8.0.8.35 - pxa6480sr8fp35-20241105_01(SR8 FP35)) 
    IBM J9 VM (build 2.9, JRE 1.8.0 Linux amd64-64-Bit Compressed References
    20240926_78736 (JIT enabled, AOT enabled) 
    OpenJ9 - 8ce0d57a2f6 
    OMR - 8eaf1a20f 
    IBM - dd9cff8) 
    JCL - 20241016_01 based on Oracle jdk8u431-b10 
    ===== 
    

  9. バージョンが正しければ、/aiw/aiw1/tmp/ibmjava/opt/infoprint/ippd/db/java/jdk64oldフォルダーの内容を安全に削除できます。