コード化フォント定義ファイルを編集する

コードページまたは文字セットを作成または変更し、それらをコード化フォントでリンクした場合は、コード化フォント定義ファイルの編集が必要になることがあります。
コード化フォント定義ファイルは、AFP ファイルを AFP 文字セットおよび AFP コードページにマップします。RICOH ProcessDirector では、次の 2 つのコード化フォント定義ファイルがインストールされます。
ICODED.FNT
AFP Font Collection と Infoprint Fonts を含む、約 2500 のコード化フォントの定義が入っています。このファイルは編集しないでください。
ICODED.FNT
作成したコード化フォントを組み込むための編集可能なファイル。
CODED.FNT ファイルの構文は次のとおりです。
CODEDFONT=CHARSET,CODEPAGE
CODEDFONT
CHARSETCODEPAGE を結合するコード化フォントの ID。
CHARSET
文字セットの 8 文字の ID。
CODEPAGE
AFPコードページ名。

例えば、CODED.FNT ファイルには次のような項目を指定できます。

X?A155N1=C?A155N1,T1DCDCFS
X0T0550C=C0T05500,T1DCDCFS
コード化フォント名および文字セット名の中の任意の単一文字を表すワイルドカード文字として、疑問符 (?) を使用できます。? 文字は複数入力できます。

コード化フォント定義ファイルを編集するには、次の手順に従います。

  1. Linux では、RICOH ProcessDirector グループ (デフォルトは aiwgrp1) のメンバーであるユーザー ID を使用して、1 次コンピューターにログインします。
  2. /opt/infoprint/ippd/afpviewer/font (Linux) または C:\Program Files\Ricoh\ProcessDirector\afpviewer\font (Windows) にナビゲートして、ファイル coded.fntを見つけます。
  3. coded.fnt ファイルをコピーし、それをバックアップとして保存します。
    例えば、そのコピーを coded.fnt.bak として保存します。
  4. ファイルエディターで coded.fnt を開きます。
  5. 上記の構文を使用して、ファイルに必要なコード化フォントの新規行を挿入します。
      注意:
    • 最初の列にセミコロン(;)がある場合は、その行はコメントとして処理されます。
    • ファイル内のセクションヘッダーは大括弧([])で囲まれていて、除去したり変更したりしてはなりません。
    • 値はすべて、大/小文字が区別されます。
    • パラメーター値が無効であり、デフォルト値が存在する場合は、デフォルト値が使用されます。
    • パラメーターはすべて定位置パラメーターです。
    • パラメーター間にはブランクを挿入できます。
  6. 変更内容を保存し、ファイルを閉じます。