Automated Verification 調整方法

調整中には、バーコードが読み取られなかったために再印刷する必要があるジョブ内の文書がシステムによって判別されます。自動調整プロパティーの値は、文書を自動的に調整するか、オペレーターの制御のもとで手動で調整するかをシステムに指示します。

Automated Verification のためにワークフローを構成する管理者は、 Reconcile ステップテンプレートに基づくステップで調整方法を選択します。オペレーターは、ジョブのプロパティーを編集し、 自動調整プロパティーの値を変更することにより、特定のジョブの調整方法を変更できます。

調整方法は次のとおりです。

自動調整
ジョブが ReadBarcodeData ステップを完了すると、RICOH ProcessDirector が自動的にジョブ内の文書を調整し、バーコードが読み取られていない文書を再印刷します。
    注意:
  • 再印刷する文書が、再印刷する最大文書数 (%)プロパティーでジョブに許可されている再印刷のパーセンテージを超えている場合、オペレーターによるアクションが必要です。ジョブ内でバーコードが重複して読み取られた場合も、オペレーターによるアクションが必要です。この場合、ジョブは調整待ち状態になるので、 調整アクションを実行して[重複]状況のそれぞの文書に対する処理を設定する必要があります。
手動調整
ジョブが ReadBarcodeData ステップを完了したら、オペレーターは 調整アクションを選択して、ジョブの手動調整を開始する必要があります。その後、オペレーターは RICOH ProcessDirector ユーザーインターフェースの[ジョブの調整]ページを使用して、ジョブ内の文書ごとにアクションを選択します。

ジョブの調整ページには、各文書の状況と、ReadBarcodeData ステップで選択された 文書状況プロパティーを基にして RICOH ProcessDirector が各文書に対して決定した初期アクションが表示されます。

    注意:
  • [ジョブの調整]ページのテーブルには、[文書状況 1]および[文書状況 2]プロパティーの列があります。別の文書状況プロパティーを追加するには、列を編集して[文書状況 3]、[文書状況 4]、または[文書状況 5]プロパティーをテーブルに追加します。

オペレーターは、文書ごとに次のいずれかのアクションを要求できます。

OK
文書は再印刷されません。
プル
文書はデータベースでプル済み(ジョブから除去)とマークされ、再印刷されません。
再印刷
文書は再印刷されます。

    注意:
  • 調整後に追加の文書を再印刷するには、メインページの文書ポートレットのジョブの作成アクションを使用して、選択した文書を処理する新しいジョブを作成することができます。