文書プロパティーがプリファレンスファイルの値で更新されない
文書プロパティーが、プリファレンスファイルの値で更新されない場合、プロパティーマッピングオブジェクトが間違っているか、プリファレンスファイルが変更されているか、ApplyPreferencesステップの設定が間違っている可能性があります。
各項目について、次の一般的な問題がないことを確認します。
- プロパティーマッピングオブジェクト
ジョブを処理するプロパティーマッピングオブジェクトのプロパティー値を確認します。
- [全般]セクションで、ファイルタイプに正しい値が選択されていることを確認します。CSV を選択し、ファイルがタブ区切り形式の場合、ファイルは正しく読み取られません。
- [プロパティーマッピング]セクションで、プリファレンスファイル内の見出しが適切な文書プロパティーと使用法にマップされていることを確認します。また、すべてのマッピングが表示されることと、見出しが、プリファレンスファイル内の見出しと完全に一致していることも確認します。見出しは、大/小文字が区別されます。
- プリファレンスファイル
ジョブの処理に使用したプリファレンスファイルを開きます。次の点を確認します。
- ファイルで使用している区切り文字に変更がない。
- すべての行に区切り文字がある。
- プロパティーマッピングオブジェクトで使用している見出しがまだ存在し、同じ表記になっている。
- 各列に必要な値が含まれる。
ワークフローで、これらの値を条件付き処理に使用している場合、値に変更があると、予期しない結果が生じます。
- 意図せずにファイルの書式を変更するプログラムで編集したことが原因でファイルが破損していない。
- ApplyPreferences ステップ
- 適切なプロパティーマッピングオブジェクトが指定されていることを確認します。
- プリファレンスファイルを固定の場所に保存している場合は、RICOH ProcessDirectorが処理中に適切な権限でその場所にアクセスできることを確認します。
- Linuxの場合は、aiw1 ユーザーと aiwgrp1 グループに読み取り権限があることを確認します。
- Windows の場合は、Windows Administrators グループに読み取り権限があることを確認します。
- プリファレンスファイルをジョブとともに実行依頼する場合は、ファイル名のシンボル表記が正しいことを確認します。ファイル使用法の値を確認するには、ホットフォルダー入力装置で定義されているファイルパターンを確認する必要がある場合があります。
- ワークフローに複数のApplyPreferencesステップがある場合は、各値が正しく設定されていて、ジョブがワークフローで適切な経路を進むことを確認します。