データコレクター
データコレクターオブジェクトは、ジョブ処理中のプロパティー値をキャプチャーし、レポート機能で作成されたPostgreSQL データベースに保存します。そのデータにアクセスして、ビジネスインテリジェンスソフトウェアへの入力として使用できます。
Data Collectorで以下を構成できます。
- プロパティー値が格納されているデータベーステーブル。
- キャプチャしたデータの保存期間。
- キャプチャーするジョブ、プリンター、デバイス、ユーザーのプロパティー値。
レポートデータベースには、定位置ジョブプロパティーを保存することはできません。プロパティーが定位置かどうかを確認するには、そのプロパティーのヘルプを確認します。
RICOH ProcessDirectorは、ユーザーがそのニーズに合わせて設定できるデータコレクターを提供します。
- ジョブステップ期間
- 各ステップがキュー状態および処理状態にあった時間や、各ステップが処理を完了するまでの総時間などの情報を測定できます。
- また、各ステップの終了時に、ステップの継続時間情報とともに取り込むジョブプロパティーを選択できます。
- ジョブステップの進行状況
- ワークフローの各ステップの開始時点と完了時点でキャプチャーされるジョブプロパティーを選択できます。
- このデータコレクターを WritePropsToReportsDatabase ステップとともに使用してジョブ/文書プロパティーを収集します。
- ジョブ印刷の進行状況
- ジョブが印刷を開始したとき、ジョブが印刷を正常に終了したとき、またはエラーが発生したときにキャプチャーされるジョブとプリンターのプロパティーを選択できます。
- プリンター状況
- 使用可能状況またはプリンター状況が変わるたびにキャプチャーされるプリンタープロパティーを選択できます。
- バーコードリーダーのユーザーアクション
- ユーザーがバーコードリーダー上でアクションを行ったときにキャプチャーされるバーコードリーダーとユーザーのプロパティーを選択できます。
- 入力装置のユーザーアクション
- ユーザーが入力装置上でアクションを行ったときにキャプチャーされる入力装置とユーザーのプロパティーを選択できます。
- インサーターのユーザーアクション
- ユーザーがインサーターでアクションを行ったときにキャプチャーされるインサーターとユーザーのプロパティーを選択できます。
- ジョブのユーザーアクション
- ユーザーがジョブでアクションを実行したときにキャプチャーされるジョブとユーザーのプロパティーを選択できます。
- プリンターのユーザーアクション
- ユーザーがプリンターでアクションを行ったときにキャプチャーされるプリンターとユーザーのプロパティーを選択できます。
- ユーザーに対するユーザーアクション
- ユーザーが対象ユーザーにアクションを行ったときにキャプチャーされる対象ユーザーとユーザーのプロパティーを選択できます。
- ワークフローステップコレクター
- WritePropsToReportDatabase ステップによって保存されたデータを管理できます。
- WritePropsToReportsDataBase ステップを使用して文書プロパティーの値を収集します。ステップをワークフローに複数回含めると、文書の値の変更を追跡できます。提供される ワークフローステップコレクターはステップによって保存されたジョブ/文書プロパティーデータを管理します。