インストール計画チェックリスト

このチェックリストには、RICOH ProcessDirector のインストールを計画する場合に役立てることができる作業が示されています。

インストール計画チェックリスト

作業を完了したら、それぞれの項目にチェックマークを付けます。
  タスク
  システム構成を決定します (構成の例については、「システム構成」を参照してください)。ファイル共用 (Shark、FAST、RAID、NFS など) および障害リカバリーの要件を覚えておいてください。

 
  現在と将来のストレージ要求とバックアップ要求を見積もります。実動ボリューム、印刷リソース管理、および障害リカバリーについて検討します。

 
  充分なネットワーク容量があることを確認します。

 
  RICOH ProcessDirector で使用するプリンターを決定します。プリンターを RICOH ProcessDirector に定義するとき、次の情報が必要となります。
  • プリンター名
  • TCP/IP ポート番号
  • TCP/IP アドレスまたはホスト名
  • SNMP コミュニティー名 (SNMP を使用してプリンターをモニターする場合)

プリンタードライバーコンポーネントがメッセージを RICOH ProcessDirector に返すときの言語も決定しなければなりません。

 
  ストレージ要件とバックアップ要件を満たす、構成に必要なハードウェアを入手します (「ハードウェア要件」を参照)。

 
  ファイルシステムをパーティションとしてセットアップするのか、他のストレージユニットからマウントされたファイルシステムとしてセットアップするのかを決定します。ファイルシステムについて計画するを参照してください。

 
  RICOH ProcessDirector で使用するデータベース構成を決定します。
  • PostgreSQL
  • RICOH ProcessDirectorに付属のIBM DB2
  • DB2のコピー

自身で用意した DB2 を使用する場合は、次の操作を行います。

  • DB2 を 1 次コンピューターとコンピューターのどちらにインストールするかを決めます。
  • 別のコンピューターに DB2 をインストールする場合は、RICOH ProcessDirector 情報のディレクトリーを決定します。

 
  このコンピューターの RICOH ProcessDirector グループに使用する値を決定します。このグループのデフォルト名は aiwgrp1 で、デフォルト GID は 32458 です。いずれかの値を変更できます。この GID はすべての 1 次および 2 次コンピューターで同じでなければなりません。したがって、独自の数値を使用することを選択した場合は、GID が競合しないように十分大きな値を指定してください。すべてのオペレーティングシステムユーザーおよびグループ名は、データベースの制限事項に従い、1 ~ 8 文字にする必要があります。国際文字 (á、É、î、ñ、ô、ß、など) や2 バイト文字が含まれるユーザー ID を作成することはできません。

このグループおよび他の必須グループの作成方法について詳しくは、「システムグループおよびユーザーを作成する」を参照してください。

 
  RICOH ProcessDirector システムユーザーに使用する値を決定します。このシステムユーザーのデフォルト名は aiw1 で、デフォルト UID は 32457 です。いずれかの値を変更できます。この UID は、1 次コンピューターおよび 1 次コンピューターに接続するすべての 2 次コンピューターで同じでなければなりません。したがって、独自の数値を使用することを選択した場合は、競合しないように十分大きな値を指定してください。すべてのオペレーティングシステムユーザーおよびグループ名は、データベースの制限事項に従い、1 ~ 8 文字にする必要があります。国際文字 (á、É、î、ñ、ô、ß、など) や2 バイト文字が含まれるユーザー ID を作成することはできません。

RICOH ProcessDirector 入力装置で使用するディレクトリーを作成する場合、この UID は、それらのディレクトリーを所有するグループのメンバーでなければなりません。

このユーザーおよび他の必須ユーザーの作成方法について詳しくは、「システムグループおよびユーザーを作成する」を参照してください。

 
  DB2 を使用する場合、DB2 で使用するユーザー ID とグループを決めます。デフォルト名が提供されますが、要件に従い変更できます。すべてのオペレーティングシステムユーザーおよびグループ名は、データベースの制限事項に従い、1 ~ 8 文字にする必要があります。国際文字 (á、É、î、ñ、ô、ß、など) や2 バイト文字が含まれるユーザー ID を作成することはできません。
  • DB2 構成では、インスタンスグループおよびデータベースフェンスグループが必要です。これらのグループのデフォルト名は、aiwdbgrp および aiwdbfgp です。
  • 任意の DB2 構成において、インスタンスユーザーおよびフェンスユーザーが必要です。これらのユーザーのデフォルト名は、aiwinst および aiwdbfid です。
  • DB2 クライアントを基本製品と同じコンピューターにインストールし、DB2 サーバーを別のコンピューターにインストールする場合、データベースクライアントユーザーが必要です。このユーザーのデフォルト名は、aiwclnt です。
これらのユーザーのいずれかとしてログインしてはいけませんが、記録管理とセキュリティーのためにそれらを認識しておくことが必要になる場合があります。
 
  各サーバーのホスト名と IP アドレスを設定します (別のコンピューターの DB2 サーバーを使用する場合はそのサーバーも)。RICOH ProcessDirector は、IPv4 アドレスをサポートしています。

 
  RICOH ProcessDirector ユーザーインターフェースにユーザー名 aiw でログインするときに使用するパスワードを決定します。デフォルトのユーザー名 aiw とデフォルトのパスワード aiw を使用して RICOH ProcessDirector に初めてログインしたときに、パスワードを変更するよう要求されます。パスワードは 8 ~ 32 文字の英数字でなければなりません。  
  別のコンピューターで DB2 サーバーを使用する場合は、RICOH ProcessDirector インスタンスユーザーのパスワードを決定します。

 
  作成する RICOH ProcessDirector ユーザー ID の数、および ID それぞれに与える権限 (モニター、オペレーター、スーパーバイザー、管理者など) を決定します。作成するその他の権限グループ、およびそのグループが実行できるアクションを決定します。  
  RICOH ProcessDirector ユーザーの認証に LDAP または Active Directory のユーザー ID を使用する場合、LDAP 管理者に依頼して、RICOH ProcessDirector セキュリティーグループとして設定する各アクセスレベルに LDAP グループを作成してもらいます。  
  ジョブを RICOH ProcessDirector に送信するために使用するジョブ実行依頼方式を検討します。ホットフォルダーにファイルをコピーまたは FTP 送信したり、LPD プロトコルを使用してファイルを送信したり、pdpr コマンドを使用したりできます。AFP Support機能がある場合は、Download for z/OS または AFP Download Plus を使用できます。使用する実行依頼方式は、ジョブの送信元となるシステムによって決定されます。詳しくは、ジョブ実行依頼を参照してください。  
  RICOH ProcessDirector で使用できるリソース (標準または非標準の AFP フォントなど) を決定します。次に、RICOH ProcessDirector がリソースを使用できるように、そのリソースを共用する方法 (NFS や Samba など) について検討します。

1 次コンピューターの/aiw/aiw1/resources ディレクトリーにリソースを保管する場合、2 次サーバーを含めて、すべての RICOH ProcessDirector コンポーネントは、追加で構成を行わなくてもリソースを検出できます。RICOH ProcessDirector は、更新中そのディレクトリーに変更を加えないので、更新をインストールしてもリソースを再ロードする必要がありません。

 
  構成に必要なソフトウェアをインストールします (「必須ソフトウェアをインストールする」を参照)。  
  オプションソフトウェア (Download for z/OSAFP Download Plus、または InfoPrint Transform Manager など) をインストールします (「オプションのソフトウェアについて計画する」を参照)。

 
  必要であれば、次のようにしてコンピューターの言語を変更します。
SLES
YaST:
  • システム 言語の選択をクリックします。
  • システム キーボードレイアウトの選択をクリックします。

KDE Control Center で、地域とアクセシビリティー 国/地域と言語をクリックします。

Red Hat、CentOS、またはRocky Linux
どのロケールが現在使用されているかを確認するには、cat /etc/locale.confを入力します。
どのロケールがシステムにインストールされているかを確認するには、localectl list-localesを入力します。
使用しているロケールを変更するには、localectl set-locale LANG=ロケール名を入力します。

システムにインストールされているいずれかのロケールの名前をロケール名に置き換えます。

Windows
コントロール パネル 地域と言語のオプションをクリックします。
RICOH ProcessDirector では、次の言語およびロケールがサポートされています。
  • ブラジルポルトガル語 (pt_BR)
  • 英語(en_US)
  • フランス語(fr_FR)
  • ドイツ語(de_DE)
  • イタリア語(it_IT)
  • 日本語(ja_JP)
  • スペイン語 (es_ES)
  Security Enhanced Linux (SELinux) は、RICOH ProcessDirectorのインストール処理中に無効にする必要があります。

SELinux の状況を確認するには、getenforceを入力します。

インストールが完了した後に再度有効にできます。